マレー語(特別語学)
戸加里 康子 
単位: 2 開講期: 通年 開講年度: 2024
閉じる
【授業表題】
マレーシア語(マレー語)基礎文法を学んで、簡単な会話ができるようになる
【授業の形態・方法・内容】
 この授業は、講義とその内容に関する演習からなっており、各回の授業では講師による講義の後に毎回演習課題も行います。演習課題についてはその次の授業のはじめに解説をしてフィードバックを行います。
 この授業の内容は、東南アジアにあるマレーシアの国語であるマレーシア語(マレー語)の基礎文法を学ぶことです。マレーシア語(マレー語)は、マレーシアの人口の50%超を占めるマレー系が母語とする言葉で、マレーシアの国語にもなっています。イギリスの植民地時代が長かったマレーシアでは、英語が話せる人も多いですが、マレーシア語(マレー語)を話すことができると、さらに深くマレー系の人々の生活を知ることができます。マレーシア語(マレー語)を学んで、是非マレーシアの人と会話してみてください。
【到達目標】
マレーシア語(マレー語)の基本文法を学び、簡単な文章を読むことができるようになること。さらにそれをもとに、簡単な発話ができるようになり、マレーシア語(マレー語)の話者とコミュニケーションが可能になることが、この授業の到達目標です。
【この授業科目とディプロマポリシーに明示された学修成果との関連】
(全学 DP2)幅広い教養と外国語に関する基本的な知識・能力
【事前・事後学習】
 語学学習は復習が重要です。授業で学んだことについては必ず復習をして、次の授業までに覚えてきてください。特に、日常的によく使われる単語は覚えるようにしましょう。また次回の授業の内容に目を通し、わからない単語は調べてきましょう。
 「学則」上、この科目は「実習」科目にあたりますので、授業時間外に行う事前事後学習に要する時間は1時間程度になります。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション:授業の紹介、進み方、成績評価について、マレーシア語について
自己紹介:自分の名前や出身地など簡単な自己紹介をマレーシア語で言ってみましょう。
第2回 発音:マレーシア語のアルファベットの綴り方、発音の仕方を勉強しましょう。
第3回 あいさつ:「お元気ですか?」「こんにちは」など基本的な挨拶を勉強しましょう。
第4回 「これは本です」:最も基本的な名詞+名詞構文と、その否定文、疑問文の作り方を勉強しましょう。
第5回 「このカレーは辛い」:名詞+形容詞構文と、その否定文、疑問文の作り方を勉強しましょう。
第6回 「兄さんが寝ている」:名詞+動詞構文と、その否定文、疑問文の作り方を勉強しましょう。
第7回 前半の復習:これまでの講義で学んだことを振り返り、確実に使いこなせるように復習しましょう。
第8回 前置詞句:di(~で)、ke(~へ)、dari(~から)などの前置詞を使った構文を勉強しましょう。
第9回 「いくらですか?」:疑問詞berapa(いくつ、いくら)を使った構文と、数字の言い方などを勉強しましょう。
第10回 「~へ行きたい」:「~したい」という言い方や、その他の助動詞の使い方を勉強しましょう。
第11回 「どうやって?」:疑問詞bagaimana(どうやって、どのように)を使った構文と答え方を勉強しましょう。
第12回 「名前は何ですか?」:疑問詞siapa(誰)、apa(何)を使った構文と答え方を勉強しましょう。
第13回 「どこですか?」:疑問詞mana(どこ)、bila(いつ)を使った構文と答え方を勉強しましょう。
第14回 「どうしてですか?」:疑問詞kenapa(なぜ)、yang mana(どっち)を使った構文と答え方を勉強しましょう。
第15回 前期の試験と解説:筆記試験を実施した後、その解説をしてフィードバックを行います。
これまでの講義で学んだことを振り返り、どのくらい使いこなせるようになったか最後に確認しましょう。
第16回 命令・禁止の表現:「~しなさい」という命令の表現の作り方、jangan(~するな)を使った表現を勉強しましょう。
第17回 勧誘の表現:mari(~しましょう)を使って、相手に何かするよう勧誘する表現を勉強しましょう。
第18回 「~してください」(依頼・勧誘の表現):tolong(~してください)、sila(~してください)を使った勧誘の表現を勉強しましょう。tolongとsilaは日本語では同じ「~してください」という意味ですが、マレーシア語では依頼と勧誘で使い分けます。
第19回 「~してもいいですか」(許可を求める表現・丁寧な依頼の表現):boleh(~してもよい)を使って、許可を求めたり、丁寧な依頼をする疑問文の作り方を勉強しましょう。
第20回 感嘆の表現:形容詞の後に-nyaをつける感嘆文の作り方を勉強しましょう。また、程度を表す副詞を使った表現を勉強しましょう。
第21回 比較の表現(比較級):lebih~daripada…(…よりも~だ)を使って、比較級の表現が言えるようにしましょう。
第22回 比較の表現(最上級):paling~、ter-~(最も~だ)を使って、最上級の表現が言えるようにしましょう。
第23回 比較の表現(同等):sama~dengan…(…と同じぐらい~だ)などの表現を使って、同等の表現が言えるようにしましょう。
第24回 時制の表現①:sudah(すでに~した)、pernah(~したことがある)、belum(まだ~していない)などを使った表現を勉強しましょう。
第25回 時制の表現②:akan(これから~する)、masih(まだ~している)、sedang(今~している)などを使った表現を勉強しましょう。
第26回 接辞:語幹(元になる単語)に接頭辞や接尾辞がついて派生語を作るのはマレーシア語の特徴の一つです。様々な接辞について勉強します。
第27回 受身の表現:「~される」という受身の言い方を勉強しましょう。マレーシア語にはdi-動詞、ter-動詞など様々な受身表現があります。
第28回 マレーシア語の会話文を読む①:これまで学習した文法を参照しながら、簡単なマレーシア語の会話文を読んでみましょう。①では初めてホームステイの家庭に行った際の、あいさつや自己紹介を読んでみます。
第29回 マレーシア語の会話文を読む②:これまで学習した文法を参照しながら、簡単なマレーシア語の会話文を読んでみましょう。②では、家族や趣味などについて話し合う会話文を読んでみます。
第30回 後期の試験と解説:筆記試験を実施した後、その解説をしてフィードバックを行います。これまでの講義で学んだことを振り返り、どのくらい使いこなせるようになったか最後に確認しましょう。
【評価方法】
授業参加点(小テスト、提出物等含む、約40%)、前期筆記試験(約30%)、後期筆記試験(約30%)の合計点により評価します。
【教科書】
授業内で指示します。
【参考文献】
『旅の指さし会話帳(15) マレーシア』戸加里康子、情報センター出版局
【特記事項】
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
通年 水3 戸加里 康子