音楽学a(特別講義)
久保田 慶一 
単位: 2 開講期: 1期 開講年度: 2024
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【授業表題】
オペラ鑑賞入門
【授業の形態・方法・内容】
・この授業、講義科目です。毎回の授業では前半で、鑑賞するオペラの成立背景や社会情勢について資 
 料を用いて講義をします。後半はオペラを鑑賞します。
・毎回の授業開始の際に、前回の授業内容を振り返り、質問事項に応えるなどして、フィードバックを
 行います。
【到達目標】
この科目では、西洋文化の重要な構成要素であるオペラを学ぶことで、大学生として必要な教養を身につけることを目指しています。
【この授業科目とディプロマポリシーに明示された学修成果との関連】
(全学 DP2)幅広い教養と外国語に関する基本的な知識・能力
【事前・事後学習】
学期末に行う試験では、毎回の授業で学んだ内容と鑑賞したオペラについての自分自身との関連について振り返りをしてもらいますので、毎回の授業で学んだことを文章として記録して、復習してください。このことが次回の授業の準備にもなります。毎回、授業時間の2倍程度の学習が必要でしょう。
【授業計画】
第1回 オペラとは何かについて、歴史や音楽的特徴について説明する。
第2回 『魔笛』(その1):モーツァルトの生涯の概説と、『魔笛』第1幕前半の解説と鑑賞をする。
第3回 『魔笛』(その2):モーツァルトのオペラの概説と、『魔笛』第1幕後半の解説と鑑賞をする。
第4回 『魔笛』(その3):錬金術オペラとしての『魔笛』の概説と、『魔笛』第2幕前半の解説と鑑賞をする。
第5回 『魔笛』(その4):フリーメンソン・オペラとしての『魔笛』の概説と、『魔笛』第2幕後半の解説と鑑賞をする。
第6回 『ドン・ジョヴァンニ』(その1):モーツァルトの創作全般についての説明と、『ドン・ジョヴァンニ』に第1幕前半の解説と鑑賞をする。
第7回 『ドン・ジョヴァンニ』(その2):オペラ制作のプロセスの概説と、『ドン・ジョヴァンニ』に第1幕後半の解説と鑑賞をする。
第8回 『ドン・ジョヴァンニ』(その3):ドン・ジョヴァンニ伝説の概説と、『ドン・ジョヴァンニ』に第2幕前半の解説と鑑賞をする。
第9回 『ドン・ジョヴァンニ』(その4):モーツァルトの晩年の創作の概説と、『ドン・ジョバンニ』第2幕後半の解説と鑑賞をする。 
第10回 『カルメン』(その1):ビセーの生涯と創作ついての概説と、『カルメン』第1幕の解説と鑑賞をする。
第11回 『カルメン』(その2):オペラのプロット分析の概説と、『カルメン』第2幕、3幕の解説と鑑賞をする。
第12回 『椿姫』(その1):ヴィルディの生涯と創作の概説と、『椿姫』第1幕の解説と鑑賞をする。

第13回 『椿姫』(その2):オペラのプロット分析の概説と、『椿姫』第2幕の解説と鑑賞をする。
第14回 『椿姫』(その3):18世紀と19世紀のオペラの概説と、『椿姫』第3幕の解説と鑑賞をする。
第15回 授業内試験。授業のまとめとして筆記試験を行う。
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第30回
【評価方法】
学期末試験(100点)
試験結果の講評をmanabaでフィードバックする。
【教科書】
指定しない
【参考文献】
久保田慶一・著 『音楽史を学ぶ』(教育芸術社)

【特記事項】
オペラを鑑賞しますが、娯楽ではありません。芸術を学問的に経験するのが目的です。授業中の私語などの迷惑行為には厳正に対処しますので、真摯な態度で受講してください。そうすれば、あなたの音楽、そして芸術の世界は大きく変わるでしょう。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
1期 水3 久保田 慶一
1期 水4 久保田 慶一