総合教育ワークショップ(くずし字いろは入門)
上野 麻美 
単位: 2 開講期: 1期 開講年度: 2024
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【授業表題】
くずし字いろは入門
【授業の形態・方法・内容】
平仮名のくずし字を読んだり、書いたりすることで、日本文学に親しむ授業です。名所にある句碑や歌碑を読んで古人の思いに共感したり、旅館の床の間の掛け軸の書を読んで和の心を味わったり、そんな旅情を豊かに楽しめる教養を身につける授業です。本講座では、くずし字を全く読めないという入門レベルの人を対象とし、まずは平仮名を読めるように訓練します。いろは順に毎回5文字ずつ、代表的なくずし字を取り上げ、その成り立ちを学んだ後、各自筆ペンを使ってその字を書けるように練習し、さらに、その字を含む江戸時代の資料を読む練習をします。「読む」「書く」を通して日本文学を実践的に学ぶ講座です。
【到達目標】
基本的な変体仮名を解読できる力をつけることを目標とします。
【この授業科目とディプロマポリシーに明示された学修成果との関連】
(全学 DP2)幅広い教養と外国語に関する基本的な知識・能力
【事前・事後学習】
授業では、毎回数文字ずつ読めるように練習しますが、自宅での繰り返し学習が欠かせません。<事前学習>配布プリントのくずし字を辞典で事前に調べておきます(2時間程度)<事後学習>何度も繰り返し、かな文字を書き、音読練習をします(2時間程度)。
【授業計画】
第1回 ガイダンス・「いろは歌」解説
第2回 くずし字読み書き練習1(いろはにほ)
第3回 くずし字読み書き練習2(へとちりぬ)
第4回 くずし字読み書き練習3(るをわかよ)
第5回 くずし字読み書き練習4(たれそつね)
第6回 くずし字読み書き練習5(ならむうゐ)
第7回 くずし字読み書き練習6(のおくやま)
第8回 くずし字読み書き練習7(けふこえて)
第9回 くずし字読み書き練習8(あさきゆめ)
第10回 くずし字読み書き練習9(みしゑひも)
第11回 くずし字読み書き練習10(せすん)
第12回 くずし字を読んでみよう(ことわざ)
第13回 くずし字を読んでみよう(百人一首)
第14回 くずし字を読んでみよう(奥の細道)
第15回 くずし字読解力達成度テスト
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第30回
【評価方法】
平常点で100%評価します。小テスト、課題提出、達成度テストで総合的に評価します。達成度テストの点数が50点(100点満点)に満たない場合は、単位取得不可となります。なお、小テストや課題は毎回の授業時に返却し、フィードバックを行います。
【教科書】
オリジナルプリントを配布します。
【参考文献】
授業中に紹介します。
【特記事項】
受講生は必ず各自、筆ペンを用意して下さい。授業ではくずし字を書く練習もします。また、本講座は、くずし字を全く読めない入門レベルの人を対象します。書道の心得のある人など、多少なりともくずし字を読める人には向きません。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
1期 月3 上野 麻美