教養ゼミ(ジェンダー論)
澁谷 知美 
単位: 2 開講期: 2期 開講年度: 2024
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【授業表題】
本と映画で学ぶジェンダー ――働くことと家事労働、ルッキズム
【授業の形態・方法・内容】
※ ゼミ形式の授業である。本を読むのが嫌いな者、人と話すのが苦手な者は履修を控えること。
※ 大量の文献を読むので、その覚悟がない者は履修を控えること。
※「評価方法」「特記事項」も熟読のこと。

【形態】
ゼミ形式。
【方法・内容】
1)全体的な内容
 映画と文献を通じて、ジェンダーとは何かを学ぶ。今年のテーマは、①働くことと家事労働、②ルッキズム、である。
2)各回の方法
 映画回で各テーマに関する課題を大づかみに把握し、講読回で正確に課題を理解することを目指す。
 映画回……テーマに関する映画を観て、用意された議題に沿って皆で討論する。
 講読回……90分のうち前半はレジュメ担当者による文献の内容確認、後半は用意された議題に沿っての討論。 
【到達目標】
・イメージや思い込みでものごとを語るのではなく、データにもとづいた議論ができるようになることを目指す。
・「公正さ」の感覚を身につけることを目指す。

【この授業科目とディプロマポリシーに明示された学修成果との関連】
(全学 DP2)幅広い教養と外国語に関する基本的な知識・能力
(全学 DP3)現代社会における諸問題あるいはさまざまな学術研究分野における諸問題を発見・分析・解決する実践的な知識・能力
【事前・事後学習】
・講読回の前に全員テキストを読み込んでくること。また、疑問点を明らかにしてくること。
・報告担当者はレジュメを用意すること。
・授業時間外の事前事後学習は4時間程度。
【授業計画】
第1回 オリエンテーション
※ゼミ生の人数などにより、以後の予定を変更する場合がある
第2回 分担決め、「自分を語るモノ」を使って自己紹介
第3回 レジュメ作成、「自分を語るモノ」を使って自己紹介
第4回 映画回:『クレイマー、クレイマー』前半
第5回 映画回:『クレイマー、クレイマー』後半
第6回 講読回:『「日本」ってどんな国?』第1章 家族
第7回 講読回:『「日本」ってどんな国?』第2章 ジェンダー
第8回 映画回:『カンナさん、大成功です!』前半
第9回 映画回:『カンナさん、大成功です!』後半
第10回 講読回:『ダイエット幻想』第1・3章
第11回 講読回:『ダイエット幻想』第4・5章
第12回 講読回:『ハゲを生きる』の一部分
第13回 講読回:『美容整形と化粧の社会学』の一部分
第14回 講読回:『ジェンダー目線の広告観察』の一部分
第15回 まとめ
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第30回
【評価方法】
 以下の者は成績「不可」となる。(1)1学期につき3回以上欠席した者(合理的な理由なき遅刻も欠席扱い)、(2)初回ゼミを無断欠席した者、(3)発表が課されている日に無断欠席した者。
 授業参加状況と発表内容にもとづき、評価をする(各50%づつ)。 
 発表内容について、その都度、フィードバックを行う。
【教科書】
磯野真穂、2019『ダイエット幻想――やせること、愛されること』筑摩書房
小林美香、2023『ジェンダー目線の広告観察』現代書館
須長史生、1999『ハゲを生きる』勁草書房
本田由紀、2021『「日本」ってどんな国?――国際比較データで社会が見えてくる』筑摩書房
【参考文献】
授業中に指示する。
【特記事項】
・遅刻と欠席には厳しく対応する。
・必須ではないが、「ジェンダー論」その他関連科目を受講したことのある者、もしくは受講予定の者の履修が望ましい。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
2期 月3 澁谷 知美