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 総合教育ワークショップ(哲学)(2期) | ||||||
麻生 博之  | ||||||
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【授業表題】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「動物倫理」について考える | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【授業の形態・方法・内容】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(1) 基本的な形態 ・基本的には,広い意味での「ワークショップ」形式の授業となる。 ・「対面授業」(「対面」のみの参加形式の授業)とする。(なお,学期途中等に「遠隔授業」への変更を余儀なくされた場合の授業形態については,後述する。) (2) 内容・方法 人間と人間以外の動物とのあるべき関係について考える哲学(なかでも倫理学)の一分野に「動物倫理(学)」がある。そこではまず,いわゆる「殺処分」や「動物実験」,「工場畜産」などの是非が問題となるが,同時にまた,「人間中心主義」的な考え方の正当性,さらにはそもそも「人間」とは何か,異質な他者との関係をどう考えるか,といったより原理的なことがらが問題となる。 この授業では,そうした動物倫理(学)におけるいくつかのトピックスをとりあげ,授業のなかで議論をしたり自分の考えを整理したりすること,また各自で調べたり考えを深めたりすること,さらには(問題の是非に関する,あるいは問題を解決する方策についての)自分の考えをまとめて発表すること,などを課題とする。そしてそうした作業を通じて,より広く倫理学的・哲学的な考え方を実践してみる場としたい。 (なおこの授業は,科目名のとおり,少人数の「ワークショップ」形式の授業である。それゆえ,様々な課題について授業内で頻繁にレスポンスがなされることになる。) 【*注意】 この授業の履修者として基本的に想定しているのは,「哲学」に興味がある人、そして「動物」に対する人間の態度に何らかの疑問や違和感などを抱いている人である。(逆に,そもそも「リクツ」を好まない人,また 「動物」と人間の関係に何の問題も感じておらず、かつその自分の考え方にいささかの疑問も感じていない人等には向かない。) (3)〔補足〕遠隔授業に変更される場合の授業形態 〔「対面授業」を予定しているが,感染症の拡大等によって遠隔授業への変更を余儀なくされた場合の授業形態について,あらかじめ記載しておく。〕 ・基本的な形態:原則として「A型」(manabaの使用)で授業を行う。(部分的にZoomを用いたC型の授業を行う可能性もある。) ・毎回の授業のやり方(予定):毎回,課題内容を説明した文章と資料等を配布するので,それをふまえて各自でワークに取り組み,指定された提出物や小レポートを提出する。(提出された課題についてのコメント等は次回に配布。) *課題内容・資料等の公開は,原則として毎回2日間のみとする予定。 *新聞記事のデータベースを用いたワークを行うため,(スマートフォン等ではなく)PCを使えることが望ましい点に注意。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【到達目標】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
・「動物倫理(学)」に関わるいくつかの問題について,背景的な知識を身につけるとともに,問題となっている事がらについて考えることにより,自分の考え方やものごとの見方を問い直し,現実に対する新たな視点を身につけること。 ・授業中のワークやディスカッション,レポートの作成等を通じて,論理的・批判的に考える力,説得力のある議論を構成する力を身につけること。また,新聞記事等を用いてものごとを適切な形で調べる力を身につけること。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【この授業科目とディプロマポリシーに明示された学修成果との関連】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(全学 DP2)幅広い教養と外国語に関する基本的な知識・能力 (全学 DP3)現代社会における諸問題あるいはさまざまな学術研究分野における諸問題を発見・分析・解決する実践的な知識・能力 (全学 DP4)上記の知識・能力に裏付けられた総合的な判断力と行動力 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【事前・事後学習】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
・授業で扱うテキストや資料を丁寧に読み,疑問点や自分の考えを整理すること。 ・授業で課題が出された場合は,新聞記事や本を使って関連事項を調べたり,自分の考えを整理してレポート等を作成したりすること。 (・なお,「学則」上,この科目は「演習」科目にあたるので,授業時間外に行う事前事後学習に要する時間は4時間程度ということになる。) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【授業計画】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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【評価方法】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
基本的には,(1)授業内でのワーク〔ワークシート等〕,(2)最低2回の中間報告〔新聞記事等を用いたレポートと自分の考えのまとめ〕,(3)成果発表〔最終的なレポートとそのプレゼン〕を総合して評価を行う予定(100%)。なお,欠席はもちろん,遅刻も原点の対象となる。詳細については,授業の開始時(=第1回の授業時)に説明する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【教科書】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
教科書として「動物倫理」にかんする入門書を1冊指定する(全員購入してもらう)。具体的には授業開始時に指示する。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【参考文献】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業中にテーマごとに示す。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【特記事項】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開講期 | 曜日時限 | ペア | 教員名 |
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2期 | 水2 | 麻生 博之 |