教養ゼミ(政治社会教育等の議論)
寺田 佳孝 
単位: 2 開講期: 2期 開講年度: 2023
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【授業表題】
 自分の興味関心のあるテーマを見つけ、調べる、そして議論する
【授業の形態・方法・内容】
【受講の決定前に必ず読んでください。初回授業前課題の説明は受講の可否に関わります】

 この授業は大きく2つのねらいがあります:

1.政治・社会、文化、海外事情、教育・学校、地域の課題等、自分の興味・関心のあるテーマを見つけ、それについて考え、自分なりの意見を持つようにする

2.1.でまとめたテーマについて、他の人ととにかく意見交換、会話をしてみる

 つまりこの授業は、「自分のテーマを見つける」ことと「自分のテーマについて皆で話し合う」ことを目標にしています。

 とくにこの授業は、参加者による話し合いを大事にします。高校までの教育活動では、話し合ったり意見を言ったり議論したりといった点を中心に据えた授業は、決して多くありません。しかし、大学での学びにとっては、調べた内容を発表したり、それを基にして話し合うことが大変重要です。そうした活動の基本を、この授業では体験してもらいます。(個人の発表、グループでの話し合い、話し合った結果の報告など:順番に指名します)

 なお、授業の発表テーマは原則、担当者に任せますが、完全に何でも自由ではありません。たとえば、「あるスポーツについてその内容、ルール、過去の著名な試合、著名な選手について説明する」「自分の趣味について内容を紹介する」といった発表は認めていません。単にスポーツのルールや有名な試合、著名な選手、特技や好きな人物、趣味等についての発表会になってしまうと、その後、皆で多様な観点から議論ができなくなります。本授業の表題は「政治・社会・教育等の議論」となっていますので、何等かの形で社会や政治、外国の動向、歴史や思想、地域と結びつけ、皆が話しあいをできるように発表してください。 

【注意:初回持参の課題説明。見落とすと受講不可】
 この授業は、ほぼ毎週、自分の興味関心のあるテーマについて調べ、報告することになります。(半期1回ではなく2~3週に1回等、相当な頻度で自分の発表順がくると考えてください)他の発表者の報告に対しても一定量のコメントをすることになります。(個人の発表、グループでの話し合い、話し合った結果の報告など:順番に指名します)この活動を半年続けるには、一定の意欲と目的が必要になります。「自分が大学で追究したいテーマを探したい」「社会の問題について皆と話がしたい」等、明確な目的をもって受講してください。この点について初回の授業で確認しますので、自身の目的・興味関心について1000字以上の文章でまとめた用紙を2部(1部は提出用)持参してください。この課題に取り組んでいない場合、原則、受講を認めません。

 本授業は、原則、対面授業として教室で実施します。ただし社会状況を受けて遠隔授業を実施する場合、manabaを利用したA型で実施します。
【到達目標】
 この科目は「教養」に関する「基本的な知識と能力」を身に着けるための科目です。具体的な目標は次の2つです。

1.政治・社会、文化、海外事情、学校、経済等、自分の興味・関心のあるテーマを見つけ、自分なりに考え、意見を持つことができる
2.1.のテーマについて、他の人に紹介したり、自分の意見をもとに他人と議論できる
【この授業科目とディプロマポリシーに明示された学修成果との関連】
(全学 DP1)社会科学に関する専門知識・能力
(全学 DP2)幅広い教養と外国語に関する基本的な知識・能力
(全学 DP3)現代社会における諸問題あるいはさまざまな学術研究分野における諸問題を発見・分析・解決する実践的な知識・能力
(全学 DP4)上記の知識・能力に裏付けられた総合的な判断力と行動力
【事前・事後学習】
 報告担当者は、課題文献や自らの課題について関連内容をまとめ、プリントを作成する等の準備をしてもらいます。(相当の頻度で報告番が周ってくると思ってください)。また報告者以外の受講者も課題について調べておく等の事前学習が必要です。
 合わせて毎回、4時間程度の事前、事後学習が必要になります。
 なお、受講者の報告、意見等についてはその都度、フィードバックをします。
【授業計画】
第1回 ※ 以下の授業予定は、参加者数、興味関心によって変更することがあります。

オリエンテーション 自己紹介、授業方法・関連事項の決定
第2回 テーマ発表(1) 報告と話し合い
第3回 テーマ発表(2) 報告と話し合い
第4回 テーマ発表(3) 報告と話し合い
第5回 テーマ発表(4) 報告と話し合い
第6回 テーマ発表(5) 報告と話し合い
第7回 テーマ発表(6) 報告と話し合い
第8回 自己課題の発表(1) 報告と話し合い
第9回 自己課題の発表(2) 報告と話し合い
第10回 自己課題の発表(3) 報告と話し合い
第11回 自己課題の発表(4) 報告と話し合い
第12回 自己課題の発表(5) 報告と話し合い
第13回 自己課題の発表(6) 報告と話し合い
第14回 自己課題の発表(7) 報告と話し合い
第15回 自己課題の発表(8) 報告と話し合い
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第30回
【評価方法】
 報告内容、話し合いへの参加等(40%)、教育活動(40%)、最終レポート(20%)による総合評価
【教科書】
 開講時、あるいはその都度、授業で提示します。
【参考文献】
 開講時、あるいはその都度、授業で指示します。基本的に自分の興味あるテーマに関する著書や記事などが各自の参考文献となります。過去数年の例では、受講者の関心によって政治、社会、文化、教育、思想、海外事情など、多様なテーマが登場しています。
 それ以外に、たとえば次のような著書があります。

 大澤聡『教養主義のリハビリテーション』筑摩書房、2018年
【特記事項】
 大変重要です。「初回授業時の持参課題」「発表テーマの要件」の説明があります。以下の点を必ず読み、受講の是非をご検討下さい。(読んでいなかったと後で言われても対応できません)

1.【とくに注意:初回時持参の持参課題】 初回の授業(第1回)で受講者の興味関心・授業で取り組みたいこと等について発表してもらいます。自身の目的・興味関心について1000字以上の文章でまとめた用紙を2部(1部は提出用)持参してください。この課題を持ってきていない場合、原則、受講を許可しません。このルールは厳格に対応します。

2.【とくに注意:発表テーマの要件】 授業の発表テーマは担当者に任せますが、完全に何でも自由というわけではありません。たとえば、「あるスポーツについてその内容や自分の好きな選手を説明する」「自分の趣味について内容を紹介する」といった発表は認めていません。単にスポーツのルールや有名な試合、著名な選手、特技や好きな人物、趣味等についての発表会になってしまうと、その後、皆で多様な観点から議論ができなくなります。本授業の表題は「政治・社会・教育等の議論」となっていますので、何等かの形で社会や政治、外国の動向、歴史や思想、地域と結びつけ、皆が話しあいをできるように発表してください。

3.この授業は、2~3週に一度、自分の興味関心のあるテーマについて調べ、報告することになります。(半期に1・2回ではありません)他の発表者の報告に対してもグループで話し合い、指名されたらそれなりの量のコメントをすることになります。この活動を半年続けるには、かなりの意欲と目的が必要になります。「自分が大学で追究したいテーマを探したい」「社会の問題について皆と話がしたい」等、明確な目的をもって受講してください。「シラバスを見ていないが何となく来た」「とりあえず単位が欲しい」等の姿勢の場合、受講は厳しくなります。

4.毎回授業に参加するのが基本です(無断欠席は厳禁です、即不可になります)。やむを得ない理由で欠席の場合は、本人の直接連絡が必須です。(理由があっても欠席を繰り返せば不可です)

5.授業での報告は、報告者の過重な負担とならないように事前に受講者と相談し、テーマを決めます。その他の事項については、初回、受講者と相談して決める予定です。なお、受講者数や関心に応じて、授業の進め方や扱う内容を変更することもあります。その他、授業内容、授業の進め方、受講の是非等について疑問のある方は、直接教員までお問い合わせください。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
2期 水2 寺田 佳孝