総合教育ワークショップ(多文化共生と英語)
関 昭典 
単位: 2 開講期: 1期 開講年度: 2022
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【授業表題】
日本語を介さない留学生を支援しよう!
【授業の形態・方法・内容】
本学が目指す「多文化共生キャンパスの実現」に向けて、日本語を介さない留学生が本学で快適なキャンパスライフが送れる方策を検討し提案する。具体的には、留学生の助けになるような学内英語掲示(案)を作成し、留学生向けの英語冊子などの制作に挑戦する。
なお、以下に本学の第2次中期計画(2021 年度~2025 年度)の内、当授業に関連する部分を抜粋する。

第 2 次中期計画(2021 年度~2025 年度)
1.教学
(1)教育
ウ.留学生など多様な文化的背景を持つ学生と日本人学生が協働して主体的に学びあう国際共修授業を導入し、英語運用能力と多文化共生力の育成に取り組みます。
(3)国際交流・多文化共生
ア.従来の英語圏や東アジア地域に加えて、アセアン諸国など、より多様な国・地域への協定校拡大に取り組みます。
イ.協定校等からの留学生受け入れと、本学からの国外留学や海外研修を促進するための具体的な方策と体制整備を進めます。
ウ.多文化共生に関連する授業や国際交流活動等の既存の取り組みをネットワーク化しつつ広範に展開することにより、多文化共生キャンパスの実現を目指します。

原則対面で実施します。遠隔に移行した場合には、Zoomを用いたC型で授業を実施します。
【到達目標】
・日本語を介さない人の気持ちに立って考えるスキルを身につけることを目指す。
・本学が目指す「多文化共生キャンパス」においては留学生と日本学生が共修することをイメージしているため、当授業でもそれを想定して展開する。したがって、多様な他者との交流を通じて他者と共に学び合っていけるスキルの習得を目指すこととなる。
・英語で会話をしたり読み書きし、英語力を高めることを目指す(授業は主に英語で進められる)。
【ディプロマポリシーとの関連】
この科目は「教養」に関する「基礎的な知識と能力」を身につけるための科目です(全学DP2)。
【事前・事後学習】
・学内や大学周辺において日本語を介さない留学生が困るであろう箇所を調査する。
・事前・事学習あわせて4時間程度。
【授業計画】
第1回 授業オリエンテーション
第2回 本学の目指す「多文化共生キャンパス」の説明
第3回 日本語を介さない留学生が学内で直面する困難点の理解(ブレーンストーミング)
第4回 日本語を介さない留学生が直面する困難点の理解(グループ別学内調査)
第5回 第4回の結果を全体共有
第6回 第5回の共有を受けて英語表記、英語案内の作成(グループ作業)前半

第7回 第5回の共有を受けて英語表記、英語案内の作成(グループ作業)後半
第8回 日本語を介さない留学生が大学周辺で直面する困難点の理解(ブレーンストーミング)
第9回 日本語を介さない留学生が大学周辺で直面する困難点の理解(グループ別学外調査)
第10回 第9回の結果を全体共有
第11回 第10回の共有を受けて英語表記、英語案内の作成(グループ作業)前半
第12回 第10回の共有を受けて英語表記、英語案内の作成(グループ作業)後半
第13回 留学生向け小冊子の作成 前半
第14回 留学生向け小冊子の作成 後半
第15回 まとめ
【評価方法】
平常点評価(毎回の授業への取り組み、課題への取り組み、他受講生との協働姿勢)と期末レポートを総合的に判断する(100%)。
【教科書】
特に定めない。
【参考文献】
特に定めない。
【特記事項】
・留学生との英語多文化共修授業をイメージしているため、授業でのやり取りは英語で行われる。理解が難しいときにのみ、適宜日本語を用いる。
・授業はコンピューター教室で行われる、最新テクノロジーも駆使しながら留学生の助けとなる英語資料を作成していく。
・英語力を高めるために、授業と並行して個人学習に取り組むことを推奨する。
・留学生の履修を歓迎する(抽選で漏れてしまったら申し訳ありません)。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
1期 火2 関 昭典