SDGsとダイバーシティ(特別企画講義)
中川 知佳子 
単位: 2 開講期: 1期 開講年度: 2022
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【授業表題】
SDGsとダイバーシティ
【授業の形態・方法・内容】
本科目は「講義科目」である。

【内容】
東京経済大学SDGs宣言(2021年4月1日)において、今後、更に社会問題や地球規模の問題などへの対処を課題とする挑戦を後押しし、SDGsの実現に向けた教育・研究を一層強化していくことが宣言された。

2030年までに取り組むべき課題(SDGs)は非常に幅広いため、本企画講義においてはSDGsへの入門的なリレー講義を「ダイバーシティ」を軸とした観点から行う。

主に全学共通教育センターに所属する教員が各研究分野について紹介し、①それらがSDGsに対してどのように関連しているのか、また、②得た知識をSDGs課題解決にどのように生かせるかについて、学生自身の「気づき」を促すことが目的である。

聴講生は、一つのテーマに対して多様なアプローチがあることを知り、大学における学びが有機的に結びつくことを実感して欲しい。また、ある程度の背景知識を得た中で、SDGs in Englishにおいて英語による講義を設ける。予備知識と準備があれば、英語による学びが可能であることを体験し、多様性を実現する一つのツールとして英語(多言語)を位置づけて欲しい。

【形態】
この授業は遠隔授業(B型およびC型)であり、各回の授業内では専門家による講義と、その内容に関する意見交換の場を設ける。毎回、講義に関する理解度を問う課題をmanabaで実施する。
【到達目標】
この科目は、諸分野に関する基礎的な知識を身に着け、社会問題についての議論に参加できるような教養を身に着けることを目指す。
具体的には、各分野の専門家の講義を聞き、それらがSDGsに対してどのように関連しているのかを考える。また、講義や質疑応答から得た知識を、SDGs課題解決にどのように生かせるかについて考察を深める。
【ディプロマポリシーとの関連】
この科目は「教養」に関する「基本的な知識と能力」を身につけるための科目である(全学DP2)。
【事前・事後学習】
manabaで出題された復習小テストに解答すること。また、講義後の課題(講義から学んだ内容他のまとめ)を受講日の翌日までにmanabaに提出すること。授業時間の2倍を目安に取り組んでほしい。
【授業計画】
第1回 開講宣言、ガイダンス
SDGsについての知識を確認する
第2回 国家間の歴史と平和の実現(ゲスト講師:吉見 崇)
質疑応答
第3回 民族と歴史(ゲスト講師:田中 景)
質疑応答
第4回 ジェンダー平等について考える(ゲスト講師:平野邦輔)
質疑応答
第5回 女性運動の思想史(ゲスト講師:相澤 伸依)
質疑応答
第6回 スポーツと多様性(ゲスト講師:鈴木 康弘)
質疑応答
第7回 多様な他者:心の健康(ゲスト講師:寺島 瞳)
質疑応答
第8回 《英語で行われます》
SDGs in English(1)Diversity(ゲスト講師:平野邦輔)
質疑応答
第9回 多様な言語:言語学的観点から(ゲスト講師:小田 登志子)
質疑応答
第10回 言語教育について考える
質疑応答
第11回 保健医療体制構築の国際支援(特別ゲスト講師:佐野太悟)
質疑応答

※特別ゲスト講師について※
保健医療分野(母子保健分野や病院業務の改善)を専門とし、主にアフリカや東南アジアでJICAの技術協力プロジェクト業務を遂行している。
第12回 多様な他者から学ぶ(ゲスト講師:関 昭典)
質疑応答
第13回 《英語で行われます》
SDGs in English(2)環境とエネルギー問題(特別ゲスト講師:Caitlin Stronell)
質疑応答

※特別ゲスト講師について※
オーストラリア出身。武蔵野大学環境システム学科客員教授。浅川金刀比羅神社 神主でもあり、3.11で原発の危険性に目覚めNPOスタッフとして環境活動にも取り組んでいる。
第14回 生物多様性を守る(ゲスト講師:大久保 奈弥)
質疑応答
第15回 試験および総括
質疑応答
【評価方法】
授業参加、レポート、課題を総合的に評価する(100%)
【教科書】
指定しない
【参考文献】
授業中に指示する
【特記事項】
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
1期 水2 中川 知佳子