組織コミュニケーション論
小山 健太 
単位: 2 開講期: 1期 開講年度: 2022
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【授業表題】
組織コミュニケーションに関する理論学習と実践的検討
【授業の形態・方法・内容】
この授業は講義科目で、対面授業で実施する。
ただし、学期途中で遠隔授業に変更する必要が生じた場合は、「C型(Zoomを使用)」で行う。その際、インターネット環境等の要因でZoomに参加できない場合のために、「A型(manaba等での講義資料の確認)」と「B型(Zoomを録画した動画の視聴)」も組み合わせる。

この授業では、組織内部のコミュニケーションについて学習する。
受講者の多くは卒業後に組織で働くことになると思われるが、自分が組織内部でどのようなコミュニケーションをとるかによって、仕事の成果や職場の人間関係などが大きく変わる。そこで、講義全体を通して、受講者自身が組織コミュニケーションに関する問題の発見・分析・解決をする能力を養うことを目指す。

授業は「理論編」(第2回~第9回)と「実践編」(第11回~第14回)の大きく2部構成となっている。
「理論編」では学術的な視点から、また「実践編」では具体事例にもとづいて、組織コミュニケーションを多面的に検討する。
「理論編」の理解度を確認するために中間クイズを実施し、その結果について全体講評のフィードバックを行う。

今年度は2回のゲスト講義を計画しており、企業現場での組織コミュニケーションに専門的に取り組んでいる方を講師としてお招きする予定である。
【到達目標】
・組織心理学およびキャリア心理学の基礎を理解する。
・組織コミュニケーションに関する問題の発見・分析・解決をする能力を養う。
・組織コミュニケーションに関する実践的課題について、理論にもとづいて表現し伝達できる技法を身につける。
【ディプロマポリシーとの関連】
この科目の到達目標は、下記のコミュニケーション学部ディプロマポリシーに関連する。
(DP4)コミュニケーションに関わる事柄について、問題の発見・分析・解決をする能力
(DP5)自らの考え・アイデアを創造的に表現し、伝達していくコミュニケーション技法
【事前・事後学習】
中間クイズでは講義内容の理解度を確認する。また、期末レポートでは講義全体をふまえた小論文を執筆する。
そのため、毎回の授業で学んだ内容を振り返って整理し、追加情報を主体的に収集し検討することが求められる。毎回、授業時間の2倍程度の学習が必要となる。
【授業計画】
第1回 イントロダクション
第2回 ジョブ型組織のコミュニケーション
第3回 メンバーシップ型組織のコミュニケーション(社会的背景)
第4回 メンバーシップ型組織のコミュニケーション(職能資格制度)
第5回 メンバーシップ型組織のコミュニケーション(現場力)
第6回 リーダーシップ論
第7回 モチベーション論
第8回 イノベーション論
第9回 自律的キャリア開発論
第10回 中間クイズと解説
第11回 若手社員の成長とコミュニケーション
第12回 企業ビジョンの共有 【ゲスト講義の予定】
第13回 チームワークとコミュニケーション 【ゲスト講義の予定】
第14回 子育て社員の活躍とコミュニケーション
第15回 まとめ
【評価方法】
毎回の授業コメント(15%)、理論編の理解度を確認する中間クイズ(30%)、期末レポート(55%)で総合評価を行う。
ただし、中間クイズ・期末レポートのうち1つでも未対応の場合は、原則として単位を付与しない。

期末レポートは、実践編のテーマを理論編で学習した内容にもとづいて分析して論じる課題であり、文字数は3,000字程度を想定している。

なお、遠隔授業に変更した場合の評価方法は、毎回の授業コメントと期末レポートで総合的に評価する(100%)とする予定である。
【教科書】
なし
【参考文献】
授業中に提示する
【特記事項】
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
1期 火4 小山 健太