総合教育ワークショップ(テーピングマッサージ)
藁科 侑希 
単位: 2 開講期: 2期 開講年度: 2022
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【授業表題】
テーピング・マッサージ実践
【授業の形態・方法・内容】
 この授業は、ワークショップ科目です。また履修にあたっては、抽選・先着順科目です。
 
 スポーツ現場では、多くの選手が突発的な怪我や慢性的なコンディション不良に悩まされた経験を有しています。中には、長期間の競技離脱を余儀なくされることや、消えない痛みを抱え続けてパフォーマンス発揮に支障をきたす場合もあります。
 この授業では、そうした選手の重大な問題を予防するため・再発や疼痛を予防するための「テーピング実践」と、セルフコンディショニング効率の向上を図るための「マッサージ実践」を行います。まず、テーピング・マッサージの基礎理論や知識を講義形式にて習得した後、専門的な実習形式のスキルコーチングにて実践的な技能とすることをめざします。

 原則として、対面授業にて実施いたします。
 学期途中で遠隔授業に変更となった場合は、授業内容を録画した動画を使用するB型形式で実施します。
【到達目標】
 理論・知識(知っていること)を、身体で「理解」し、「できる」までに習熟するまで繰り返しの練習を行う必要があります。その練習に際しては、短期集中的に反復し、より競技現場で自らが主体的に、かつお互いに使用可能なレベルまで技能習熟を促すことができる水準を目標とします。
【ディプロマポリシーとの関連】
 この科目は、「教養」に関する「基本的な知識と能力」を身につけるための科目です(全学DP2)。
【事前・事後学習】
 「大学設置基準」上、この科目は「演習」科目にあたりますので、授業時間外に行う事前事後学習に要する時間は4時間程度となります。
 事前・事後学習として、指定の本講義資料や教材をmanaba経由で確認してください。
 授業後学習として、自分の身体を自分で管理する(セルフマネジメント)能力を促進するために、本授業で実施したことを基礎として様々なセルフケア方法を実践してください。
【授業計画】
第1回 ガイダンス、オリエンテーション
第2回 テーピングの理論
第3回 テーピング実技1(足関節|解剖学的理解とアンダーラップ)
第4回 テーピング実技2(足関節|ホワイトテープでの固定と応用)
第5回 テーピング実技3(膝関節)
第6回 テーピング実技4(足底)
第7回 テーピング実技5(踵)
第8回 スポーツマッサージの理論
第9回 スポーツマッサージ実技1(足底)
第10回 スポーツマッサージ実技2(下腿)
第11回 スポーツマッサージ実技3(膝・大腿前面)
第12回 スポーツマッサージ実技4(大腿後面・殿部)
第13回 スポーツマッサージ実技5(腰・背部)
第14回 スポーツマッサージ実技6(上肢・肩・首)
第15回 テーピング・スポーツマッサージの実施上の諸注意
【評価方法】
 演習科目という授業の特性上、授業参加状況を重視します(50%)。
 出席回数に加え、授業での態度(参加意欲、周囲との協調性や配慮)と技能(技術の習熟度)などを加味し、総合的に評価します(50%)。

※原則として、4回以上の欠席は評価対象から除外します。
【教科書】
●花岡美智子 監修『いちばんわかりやすいテーピング』(成美堂出版)
●白木仁 著『すぐにできるスポーツマッサージ』(成美堂出版)

その他、必要に応じて、資料を配布します。
【参考文献】
●坂井建雄、松村讓兒 監訳『プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系』(医学書院)
●ジョアン・ジョンソン 著『イラストでみるスポーツマッサージ スポーツ選手の実践的コンディショニング法』(大修館書店)
●福林徹 監修『スポーツマッサージ イラストと動画で読み解く機能解剖と手技の実際』(文光堂)
●川野哲英 著『ファンクショナルテーピング』(ブックハウスHD)
【特記事項】
 受講者の技能レベルや進行状況に応じて、一部内容を変更・入れ替える可能性があります。
 遅刻2回で欠席1回とします。
 授業開始時には実技に適した服装を着用しましょう。更衣は、必ず更衣室で行ってください。
 授業で使用するテープ等の購入に関しては、履修者が確定した後に案内をします。
 なお、実技に不適切な服装を忘れた場合は、実技への参加はできません(見学:0.5回分出席扱い)。
 状況に応じて、一部内容を変更する可能性があります。

開講時期は、2月1日から2月3日を予定しています。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。