【授業表題】 |
くずし字いろは入門 |
【授業の形態・方法・内容】 |
平仮名のくずし字を読んだり、書いたりすることで、日本文学に親しむ授業です。名所にある句碑や歌碑を読んで古人の思いに共感したり、旅館の床の間の掛け軸の書を読んで和の心を味わったり、そんな旅情を豊かに楽しめる教養を身につける授業です。本講座では、くずし字を全く読めないという入門レベルの人を対象とし、まずは平仮名を読めるように訓練します。いろは順に毎回5文字ずつ、代表的なくずし字を取り上げ、その成り立ちを学んだ後、各自筆ペンを使ってその字を書けるように練習し、さらに、その字を含む江戸時代の資料を読む練習をします。「読む」「書く」を通して日本文学を実践的に学ぶ講座です。
※なお、本講座は対面授業を基本としますが、諸般の事情により遠隔授業が必要になった場合にはA型で実施致します。 |
【到達目標】 |
基本的な変体仮名を解読できる力をつけることを目標とします。 |
【ディプロマポリシーとの関連】 |
この科目は「教養」に関する「基本的な知識と能力」を身につけることを目的とする科目です(全学DP2)。 |
【事前・事後学習】 |
授業では、毎回数文字ずつ読めるように練習しますが、自宅での繰り返し学習が欠かせません。<事前学習>配布プリントのくずし字を辞典で事前に調べておきます(2時間程度)<事後学習>何度も繰り返し、かな文字を書き、音読練習をします(2時間程度)。 |
【授業計画】 |
第1回 |
ガイダンス・「いろは歌」解説
※なお、本講座は対面授業を基本としますが、諸般の事情により遠隔授業が必要になった場合にはA型で実施致します。
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第2回 |
くずし字読み書き練習1(いろはにほ)
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第3回 |
くずし字読み書き練習2(へとちりぬ)
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第4回 |
くずし字読み書き練習3(るをわかよ)
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第5回 |
くずし字読み書き練習4(たれそつね)
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第6回 |
くずし字読み書き練習5(ならむうゐ)
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第7回 |
くずし字読み書き練習6(のおくやま)
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第8回 |
くずし字読み書き練習7(けふこえて)
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第9回 |
くずし字読み書き練習8(あさきゆめ)
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第10回 |
くずし字読み書き練習9(みしゑひも)
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第11回 |
くずし字読み書き練習10(せすん)
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第12回 |
くずし字を読んでみよう(ことわざ)
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第13回 |
くずし字を読んでみよう(百人一首)
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第14回 |
くずし字を読んでみよう(奥の細道)
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第15回 |
くずし字読解力達成度テスト
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【評価方法】 |
平常点で100%評価します。小テスト、課題提出、達成度テストで総合的に評価します。達成度テストの点数が50点(100点満点)に満たない場合は、単位取得不可となります。なお、小テストや課題は毎回の授業時に返却し、フィードバックを行います。 |
【教科書】 |
オリジナルプリントを配布します。 |
【参考文献】 |
授業中に紹介します。 |
【特記事項】 |
受講生は必ず各自、筆ペンを用意して下さい。授業ではくずし字を書く練習もします。また、本講座は、くずし字を全く読めない入門レベルの人を対象します。書道の心得のある人など、多少なりともくずし字を読める人には向きません。なお、本講座は対面授業を基本としますが、諸般の事情により遠隔授業が必要になった場合にはA型で実施致します。 |
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】 |
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。 |
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