教養ゼミ(社会の差異を考える)
李 孝徳 
単位: 2 開講期: 2期 開講年度: 2022
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【授業表題】
現代世界の「差異」を考える
【授業の形態・方法・内容】
【授業の形態・方法】
この授業は演習形式で、レポートの執筆、グループワーク、発表を⾏います。manabaを併用しますので、当該のコースを必ず確認するようにしてください。
なお対面授業で行う予定ですが、コロナウイルスの感染状況によりC型(リアルタイム配信による双方向の授業)に切り替えることがあります。その際は授業の進め方をあらためて説明します。

【授業の内容】
この教養ゼミには2つの目的があります。ひとつは現代世界を理解するのに必要な多様性の観点―言語、ジェンダー、セクシュアリティ、人種・民族、階級(格差や労働)など―を具体的題材を通じて討論しながら学ぶことです。ふたつめは、そうした観点を学びながら、思考力や分析力・読解力、意見の構成力や表現力、コミュニケーション能力等を養うことです。
授業は、まずテーマごとにドキュメンタリー作品を鑑賞して、教員(李)が簡単な説明を行い、それを踏まえたうえで各受講者は毎回報告用のレジュメを作成して発表し、その後受講生同士でディスカッションを行う形で進めていきます。教員(李)はそのレポートと報告に関して適宜フィードバックを行います。
最終的には授業での学びを踏まえて、共通するテーマで学期末レポートの作成を行います。
【到達目標】
現代世界における諸問題について学的に理解する方法を学びながら、他者の意⾒に⽿を傾け、対話を通じて理解を深めるものです。自らの考えや意見を他者に向けて理解してもらえるように、筋道を立てて説明できるようになることを⽬指します。
【ディプロマポリシーとの関連】
この科目は「教養」に関する「基本的な知識と能力」を身に着けるための科目です(全学DP2)。
【事前・事後学習】
・授業で扱う題材について、疑問点や自分の考えを整理しておくこと。
・報告にあたってはレポートを事前に作成して提出し、発表の準備をしておくこと。
・なお、「大学設置基準」上、この科目は「演習」科目にあたるので、授業時間外に行う事前事後学習に要する時間は4時間程度になります。
【授業計画】
第1回 授業のガイダンス
第2回 イントロダクション(1):報告のための準備について
第3回 イントロダクション(2):レポート、レジュメ作成の準備について
第4回 言語における差異:ろう文化について考える
第5回 第4回講義を踏まえての担当学生による報告と討論
第6回 セクシュアリティにおける差異―異性愛至上主義を批判的に考える
第7回 第6回講義を踏まえての担当学生による報告と討論
第8回 人種/民族と差異―カラーラインについて考える
第9回 第8回講義を踏まえての担当学生による報告と討論
第10回 労働と差異―移民問題について考える
第11回 第10回講義を踏まえての担当学生による報告と討論
第12回 格差という差異―貧困と社会的排除について考える
第13回 第12回講義を踏まえての担当学生による報告と討論
第14回 グローバリゼーションと差異:世界の格差について考える
第15回 第13回講義を踏まえての担当学生による報告と討論
【評価方法】
1.各回の報告レポートと発表(50%)
2.討論への参加度と貢献度(50%)
上記の合計点(100%)によって評価します。定期試験は⾏いません。
【教科書】
特に指定しません。
【参考文献】
授業中に適宜紹介します。
【特記事項】
各回の報告レポートの提出と発表は必須です。また相互の討論を重視するので、自分の報告だけでなく、他の受講者の報告についても意見を述べられるように事前準備しておく必要があります。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
2期 木3 李 孝徳