教養ゼミ(グローバルスポーツ)
遠藤 愛 
単位: 2 開講期: 2期 開講年度: 2022
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【授業表題】
グローバルスポーツ論
【授業の形態・方法・内容】
この科目では、スポーツと政治、民族問題などについてオリンピックを通して学びます。
具体的には、アドルフ・ヒトラーがプロパガンダとして利用したベルリンオリンピック、
パレスチナゲリラによるテロ事件がおきたミュンヘンオリンピック、
東西冷戦によるボイコットがあったモスクワやロスオリンピックなどの事例を取り上げ、
民族、歴史、社会的背景について考えていきます。
また、最近ではアメリカに端を発したBlack Lives Matterにおいてもアスリートが様々な発信をしています。
アスリートは何を訴えたいのか、理解していきましょう。
授業では各受講生に「自ら課題を設定して調べ,その結果を発表する」ことを課すので、正確な情報を集める、自分の意見を整理する、聞き手にわかりやすく発表する、他の履修生の発表内容を評価するなどにも取り組みます。
なお、この科目は原則対面授業で実施しますが、学期途中で遠隔授業に切り替わった場合は、Zoomを用いたC型で実施します。
【到達目標】
この科目では、スポーツに対する理解を深めること、新しいスポーツの見方やスポーツに対する考え方を持つことに加えて、グループでのプレゼンにおいてコミュニケーションやプレゼンの能力を高めることなどを到達目標としています。
【ディプロマポリシーとの関連】
この科目は、「教養」に関する「基本的な知識と能力」を身につけるための科目です(DP2)。
【事前・事後学習】
世界で発信されているニュースに関心を持ち,新聞,インターネット,雑誌などからスポーツ,世界情勢等に関する情報を集めておくこと.
また,プレゼンテーションのために関連文献を読む,パワーポイントを作成するなどの準備をして授業に臨むこと.
自分が興味あるスポーツだけではなく,国内外のスポーツに関する報道や情報にも関心を持ち,知識を深めておくこと.また,紹介した参考文献の他,講義で紹介する関連書籍を参考にすること.
なお,大学設置基準上、この科目は講義科目にあたるので,授業時間外に行う事前事後学習に要する時間は4時間程度を目安とする.
【授業計画】
第1回 ガイダンス 
第2回 オリンピックの歴史
第3回 ベルリンオリンピック:ヒトラーが利用したオリンピック
第4回 ミュンヘンオリンピック:オリンピックにおけるテロ
第5回 モスクワ 、ロスアンジェルスオリンピック:東西冷戦がオリンピックに及ぼした影響
第6回 オリンピックの抱える問題について考える 
第7回 スポーツ選手はBLMにおいてどのような発信をおこなっているのか
第8回 プレゼンテーションの準備
第9回 プレゼンテーション1
第10回 プレゼンテーション2
第11回 プレゼンを受けてのディスカッション 1
第12回 プレゼンを受けてのディスカッション 2
第13回 これからのスポーツはどうあるべきか
第14回 ここまでの授業を受けての振り返り

第15回 総括
【評価方法】
・授業に取り組む姿勢(ディスカッションや課題,講義に積極的に取り組んでいるか):30%
・プレゼンテーションの内容(発表資料,発表内容):30%,
・期末レポート:40%
・4回以上の欠席は単位取得ができません.
・期限に遅れた場合は受け付けないのでそれぞれの課題の提出期限を厳守すること.
【教科書】
必要に応じて資料を配布する
【参考文献】
スポーツの世界地図.監修/ 翻訳:阿部 生雄 他.丸善出版.
今がわかる,時代がわかる世界地図.正井泰夫 (著)
人種とスポーツ.川島浩平著.中公新書.
ワールドカップは誰のものか : FIFAの戦略と政略 / 後藤健生著.文春新書.
【特記事項】
状況によってシラバスの内容、順序が変更される可能性があります。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
2期 木3 遠藤 愛