教育実習Ⅰ
 
単位: 3 開講期: 通年 開講年度: 2022
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【授業表題】
教育実習
【授業の形態・方法・内容】
 この講義は,以下のように進められる。
(1)事前講義:まず,イントロダクションとして「模擬授業の参観・研究」(二年次3月)を行う。次に,「実習を終えた四年生の体験に学ぶ」(三年次秋)、現場の教師をゲストに招いて「学校の現状と教師の仕事、さらには実習生への期待について学ぶ」(三年次冬)の講義を受けたのち,「実習前の模擬授業」(三年次3月)を体験する。最後に,教育実習の直前講義として「教育実習生の心構えについて学ぶ」(四年次春)の講義を受ける。以上の内容で,土曜日(午後・全日)を用いて,5回の講義を行う。
(2)中学校あるいは高等学校での実習:5月下旬から6月下旬にかけての2週間(中学校は3~4週間),中学校あるいは高等学校で実習を行う。実習校の都合によっては,秋になる場合もある。その間,担当教員が,それぞれの実習校を訪問して,指導を行う。
(3)個別指導:年間を通じ,必要に応じて,担当教員が個別指導を行う。受講生は,不安な点,アドバイスが必要な点について,随時,積極的に担当教員に指導を求める。このように教育実習に向けての受講生の学習,準備に対するフィード・バックを行う。

 なお,教育実習(教育実習Ⅰ)3単位は,事前講義1単位+実習2単位で構成されている。したがって,事前講義を無断で欠席したものは,中学校あるいは高等学校での実習に参加できなくなるので,注意されたい。また,やむなく欠席の場合であっても,講義の録音データを聞き,レポートを提出することが求められている。レポートの提出がない場合は,原則として履修取り消しとなるので、注意されたい。

 本授業は,対面での授業を予定しているが,遠隔授業に変更された場合には,事前講義をB型(授業内容を録画した動画を使用する授業)あるいはC型(リアルタイム配信される授業)で実施する。
【到達目標】
 教育実習は,観察,参加,実習という方法で教育実践に関わることを通して,教育者としての使命感を深め,学校教育の実際を体験的,総合的に理解し,教育実践ならびに研究の基礎的な能力と態度を身につけることを目標とする。

・教育実習とは、教職課程履修の総仕上げであることの理解。
・教育実習のために何をすべきかの理解。
・教育実習への心構えの形成。
・教育実習の全日程の体験。
【ディプロマポリシーとの関連】
 この科目は,教員免許状取得をめざし,東京経済大学の教員養成目標に掲げる能力を身につけるための科目である。また,ここで身につける能力は,「(全学DP1)社会科学に関する専門知識・能力(全学DP3)現代社会における諸問題あるいはさまざまな学術研究分野における諸問題を発見・分析・解決する実践的な知識・能力(全学DP4)上記の知識・能力に裏付けられた総合的な判断力と行動力」に対応している。
【事前・事後学習】
 「教育実習」に向けて,模擬授業に参加し,教材研究を行い,授業実習の準備をするとともに,授業の振り返りを通して,教師として必要な教科内容の知識や教育方法の習得を進め,生徒理解を深めることが求められる。
【授業計画】
第1回 第1回~第2回 「模擬授業の参観、研究」(2コマ)
 ・2年次生3月に,3年生の模擬授業を参観し,研究する。
第2回 第1回~第2回 「模擬授業の参観、研究」(2コマ)
 ・2年次生3月に,3年生の模擬授業を参観し,研究する。
第3回 第3回~第4回 「教育実習体験」から学ぶ授業,担当教員ごとのグループ学習(2コマ)
 ・3年次生9月の下旬あるいは10月の初旬の土曜に,教育実習生の体験談を聞く講義を実施。その後,担当指導教員と実習の準備について話し合う。
  事後,レポートの提出を課す。
第4回 第3回~第4回 「教育実習体験」から学ぶ授業,担当教員ごとのグループ学習(2コマ)
 ・3年次生9月の下旬あるいは10月の初旬の土曜に,教育実習生の体験談を聞く講義を実施。その後,担当指導教員と実習の準備について話し合う。
  事後,レポートの提出を課す。
第5回 第5回 「現場教師から学ぶ―学校の現在と実習生への希望」(1コマ)
 ・3年次生12月の初旬の土曜に,現場の教師から教師の仕事と教育実習で求められていることについて深く学ぶ。
  事後,レポートの提出を課す。
第6回 第6回 「実習前の模擬授業」と講評会(1コマ)
 ・3年次生3月に模擬授業を行う。
第7回 第7回 「教育実習直前講義」(1コマ)
 ・4年次生の5月初旬の土曜に,教育実習の心構えと,実習に臨むにあたっての諸注意の講義を実施する。
  その後,担当指導教員との最終打ち合わせを行う。
第8回 第8回~第19回 「教育実習」本番(2週間、2単位分)
 ・教育実習後,指導担当教員による事後指導を行い,レポートの提出を課す。 
第9回 第8回~第19回 「教育実習」本番(2週間、2単位分)
 ・教育実習後,指導担当教員による事後指導を行い,レポートの提出を課す。 
第10回 第8回~第19回 「教育実習」本番(2週間、2単位分)
 ・教育実習後,指導担当教員による事後指導を行い,レポートの提出を課す。 
第11回 第8回~第19回 「教育実習」本番(2週間、2単位分)
 ・教育実習後,指導担当教員による事後指導を行い,レポートの提出を課す。 
第12回 第8回~第19回 「教育実習」本番(2週間、2単位分)
 ・教育実習後,指導担当教員による事後指導を行い,レポートの提出を課す。 
第13回 第8回~第19回 「教育実習」本番(2週間、2単位分)
 ・教育実習後,指導担当教員による事後指導を行い,レポートの提出を課す。 
第14回 第8回~第19回 「教育実習」本番(2週間、2単位分)
 ・教育実習後,指導担当教員による事後指導を行い,レポートの提出を課す。 
第15回 第20回 「教育実習の反省」(1コマ)
 *「教育実習」(2週間 2単位)、「事前事後講義」(8コマ 1単位)
【評価方法】
事前・事後指導(講義とレポート)30%,教育実習の評価70%の総合評価
【教科書】
事前講義では,毎回,オリジナルの資料を配布する。
【参考文献】
(1)宮崎猛・小泉博明『教育実習完璧ガイドー実習生・受け入れ校必携』(小学館)
(2)柴田義松・木内剛『増補版・教育実習ハンドブック』(学文社)ほか
【特記事項】
授業の形態・方法・内容でも記したように,事前講義での学習は,教育実習のうちの1単位となっている。そのため,やむなく欠席の場合であっても,講義の録音データを聞き,レポートを提出することが求められている。レポートの提出がない場合は,原則として履修取り消しとなるので,注意されたい。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。