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 身体表現ワークショップ | ||||||
安斎 利洋  | ||||||
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【授業表題】 |
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未来身体ワークショップ |
【授業の形態・方法・内容】 |
人間がはじめて道具に出会ったとき、たとえばはじめて棒を手にしたとき、またはじめてスマホを手にしたとき、人間はその都度あたらしい身体の拡張を手に入れてきました。しかしいったん身体化した道具は、透明になり意識から消えます。 この授業は、習慣化した身体概念を疑うところから出発するワークショップです。仮想空間、ロボット、人工知能などがつくる環境は、いままで自明だった「自分」と「自分の身体」の一対一関係を揺るがしはじめています。ここであらわれる「あたらしい身体」を、体験し、実験し、構想します。 メディアアートや現代美術の領域から数名の講師を招聘します。文化や生命そのものを組み替えていく手法をとるクリエーターとともに、試行錯誤しながらワークショップを設計していきます。したがって「ワークショップを通して体験を受け取る」だけでなく、「作品が生まれる創造的環境をアーティストとともに作る」スタンスで臨む必要があります。学生はたんなる参加者ではなく、ファシリテーターとしての当事者性を要求されます。 写真、映像、音楽、パフォーミングアーツ、電子工作、プログラミング、工芸、ファッションなどの制作に関心があり、創作の幅を広げたい人を特に歓迎します。 ●2020年8月追記 感染症がはびこる特殊な状況のなか、身体をテーマにしたこの講義では「会えない身体」「肉体なき身体」をテーマの射程に入れ、状況を逆手にとった講義内容に修正しつつ、基本的な方向性を見失わない工夫をしていきます。 授業は、Slack、Wiki、Zoomなどを活用したC型をベースに、状況を見ながら対面授業のチャンスも窺います。その場合、対面授業に参加できない学生には別途補完する工夫をします。 授業計画は、順序や内容が逐次変更になりますので、manabaでのコースニュースなど、授業からの告知を見逃さないようにしてください。 |
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】 |
・(DP1)ワークショップを通して、アーティストの思考と方法を学ぶ。 ・(DP4)ワークショップ・ファシリテーションの技術を学ぶ。 ・(DP3)創造的な場のデザイン、ワークショップ・デザインの方法を学ぶ。 ・(DP5)コラボレーションのなかで、自分のアイデアを表現し伝達する技能を磨く。 ・(DP2)以上を通して、コミュニケーションの出発点としての身体性を踏まえた他者や他文化との対話力を養う。 以上の目標を達成させるため、ワークショップの成果についてその都度フィードバックを行います。また、講義全体のまとめとして作品講評会を行います。 |
【事前・事後学習】 |
ワークショップの準備や作品制作のため、授業時間の2倍程度の事前・事後学習時間が必要です。 |
【授業計画】 |
第1回 導入 講義全体の見取り図 第2回 絶滅のあとに 1 文明をもういちどはじめからやってみる 第3回 絶滅のあとに 2 道具との初めての出会い 第4回 異星人の環世界 人類が別な身体をもった種だったら? 第5回 汎宇宙エロス 1 人類は宇宙の一地方 第6回 汎宇宙エロス 2 人間中心感覚からのコペルニクス的転回 第7回 汎宇宙エロス 3 異星人と共有できる美しい形 第8回 触覚的自我 1 コウモリであるとはどのようなことか 第9回 触覚的自我 2 はじめから視覚がない仮想人類の描く自画像 第10回 触覚的自我 3 作品分析 第11回 異星間アンサンブル 1 時間感覚の違う異星人と共有する音楽 第12回 異星間アンサンブル 2 人間相互理解の外側へ 第13回 制作 1 プロトタイピング+作品制作 第14回 制作 2 作品制作 第15回 制作 3 コンペ、講評 ・素材の配布が必要な触覚的自我などのワークショップは、後半に移行しました。 ・制作はグループ制作から個人制作に切り替えました。 ・授業計画の変更は逐次コースニュース等で告知します。 |
【評価方法】 |
授業参加状況40点、ワークショップへの貢献30点、作品成果30点の合計点によって評価 |
【教科書】 |
なし |
【参考文献】 |
なし |
【特記事項】 |
・表現と批評「可能人類学」(前期)とテーマが関連します。両方の履修を勧めますが必須ではありません。 ・授業計画は告知のうえ逐次変更します ・成果はウェブに公開します。 |
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】 |
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。 |
開講期 | 曜日時限 | ペア | 教員名 |
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2期 | 水3 | 水4 | 安斎 利洋 |