演習(3,4年)
小山 健太 
単位: 4 開講期: 通年 開講年度: 2019
閉じる
【授業表題】
異文化マネジメント・国際キャリア開発の研究<応用>
【授業の形態・方法・内容】
本演習では、グローバル企業の「異文化マネジメント」に軸足をおいて、組織心理学・キャリア心理学に関する下記テーマを多面的に学習・研究します。将来、海外で働きたい学生、国内や国外で外国籍人材と一緒に働くことに関心がある学生が、この演習を履修することを想定しています。そうした学生が卒業後にグローバル人材として活躍できるように専門性と粘り強い人間力を養います。
また、学術論文大会である「国際ビジネス研究インターカレッジ大会」に出場することを目指します(1~2グループ)。

・グローバル企業の異文化マネジメント
・グローバル人材の国際キャリア開発
・モチベーション
・リーダーシップ
・人材育成
・上司部下関係
・ダイバーシティ
・ライフキャリア
・キャリア支援
・キャリア教育 など

授業形態は演習形式で、グループワークによる調査実施、および個人ワークによるミニ論文執筆と卒業研究の立案を行います。
授業内での発言・発表について、その都度、フィードバックを行います。

1期では先行研究レビュー・研究計画、2期では調査実施・分析・ゼミ論文執筆をします。ゼミ論文は1万文字以上です。
また、2期の後半では、卒業論文の準備を始めます。
1年を通しての毎回の宿題として、日経新聞の記事を読んで感想レポートを提出します(毎回の授業開始時に提出)。

学生の自立的な取り組みが前提であり、授業外での作業も多く発生しますので、主体的に参加する意思のない者は履修を控えてください。
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】
グローバル企業を事例にして、コミュニケーションに関わる事柄について問題の発見・分析・解決をする能力を養う(DP4)ために、この演習では下記の5項目を到達目標とします。

(1)組織心理学・キャリア心理学に関する専門的な知識を習得し、先行研究レビューができるようになる。
(2)社会調査・データ分析の手法を理解し、実践できるようになる。
(3)論文執筆の基礎を理解し、論文を執筆できるようになる。
(4)グループワークによる、相互学習を深める。
(5)卒業論文の研究計画を構想できるようになる。
【事前・事後学習】
事前学習として、授業で発表できるように、授業時間外にグループワークで討議・作業をすること。また、日経新聞の記事を読んでレポートを毎週書くこと。(2時間程度)
事後学習として、授業内容をふまえて、研究の進捗を振り返り、課題をみつけ、解決策を検討すること。(2時間程度)
【授業計画】
1期
 第1回 イントロダクション
 第2回 レクチャー 「リサーチデザイン」
 第3回 レクチャー 「研究計画書の作成方法」
 第4回 レクチャー 「質問項目の作成方法」
 第5回 グループワーク (研究計画)
 第6回 グループ発表 研究計画1
 第7回 グループ発表 研究計画2
 第8回 グループ発表 研究計画3
 第9回 グループ発表 研究計画4
 第10回 グループワーク 質問項目作成1
 第11回 グループ発表 質問項目1
 第12回 グループ発表 質問項目2
 第13回 グループワーク アンケート画面作成1
 第14回 グループワーク アンケート画面作成2
 第15回 期末プレゼンテーション大会

2期
 第16回 レクチャー 「アンケート分析法」
 第17回 グループワーク アンケート分析1
 第18回 グループ発表 分析結果1
 第19回 グループワーク アンケート分析2
 第20回 グループ発表 分析結果2
 第21回 論文の書き方
 第22回 グループワーク 研究成果のまとめ 
 第23回 グループ発表 研究成果1
 第24回 グループ発表 研究成果2(最終)
 第25回 卒業論文のテーマ検討
 第26回 卒業論文の先行研究レビュー1
 第27回 卒業論文の先行研究レビュー2
 第28回 卒業論文の研究計画
 第29回 個人発表 卒業論文の研究計画1
 第30回 個人発表 卒業論文の研究計画2
【評価方法】
授業参加点(15%)、研究計画書(25%)、ゼミ論文(50%)、卒業論文の研究計画書(10%)で総合評価を行う。

ただし、研究計画書、ゼミ論文、卒業論文の研究計画書のうち1つでも未提出の場合は、原則として単位を付与しません。
【教科書】
小塩真司(2018)『SPSSとAmosによる心理・調査データ解析[第3版]』東京図書
【参考文献】
小塩真司(2012)『研究事例で学ぶSPSSとAmosによる心理・調査データ解析[第2版] 』東京図書
その他、授業内で適宜指示する。
【特記事項】
下記授業は本演習と密接に関連するため、未履修の場合は3年次で受講することを強く推奨する。本演習の希望者が多い場合は、ゼミ申込書等で下記授業の履修意思を明示した者を優先する。

「組織コミュニケーション論」(1期火4限の予定)
「国際キャリア開発論」(2期火1限の予定)
「社会調査ワークショップ」等の社会調査士資格認定科目

受講者の関心や人数により、授業内容を変更する場合がありますが、その際には受講者全員に告知します。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
通年 月2 小山 健太