人間コミュニケーション/組織コミュニケーション論
小山 健太 
単位: 2 開講期: 2期 開講年度: 2018
閉じる
【授業表題】
組織コミュニケーションに関する理論学習と実践的検討
【授業の形態・方法・内容】
「組織コミュニケーション」というテーマを、前半の「理論編」と後半の「実践編」から多面的に検討する。
受講者の多くは卒業後に組織で働くと思われるが、自分がどのようなコミュニケーションをとるかによって、組織と社会の関係性、組織と従業員との関係性が変わってくる。
「理論編」では学術的な視点から、また「実践編」では具体事例にもとづいて、組織コミュニケーションを検討する。講義全体を通して、受講者自身が組織コミュニケーションに関する問題の発見・分析・解決をする能力を養うことを目指す。
今年度は2回のゲスト講義を予定しており、企業現場で組織コミュニケーションに専門的に取り組んでいる方を講師としてお招きする予定。

この授業は講義を中心に行い、学生の主体的な参加も求める。
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】
・組織心理学およびキャリア心理学の基礎を理解する。
・組織コミュニケーションに関する問題の発見・分析・解決をする能力を養う。
・組織コミュニケーションに関する実践的課題について、理論にもとづいて表現し伝達できる技法を身につける。

また、これらの到達目標は、ディプロマポリシーの下記の個所に関連する。
(DP4)コミュニケーションに関わる事柄について、問題の発見・分析・解決をする能力
(DP5)自らの考え・アイデアを創造的に表現し、伝達していくコミュニケーション技法
【事前・事後学習】
中間クイズでは講義内容の理解度を確認する。また、期末レポートでは講義全体をふまえた小論文を執筆する。
そのため、毎回の授業で学んだ内容を振り返って整理し、追加情報を主体的に収集し検討することが求められる。毎回、授業時間の2倍程度の学習が必要となる。
【授業計画】
各回の構成は以下の通り。授業中盤で理解度を確認するために中間クイズを実施し、その結果について全体講評のフィードバックを行う。

第1回 イントロダクション

「理論編」
第2回 組織構造と人的資源管理論
第3回 人的資源管理論とコミュニケーション
第4回 リーダーシップ論とコミュニケーション
第5回 モチベーション論とコミュニケーション
第6回 ノベーション論とコミュニケーション
第7回 中間クイズと解説

「実践編」
第8回 新入社員とコミュニケーション
第9回 企業ビジョンの共有 【ゲスト講義の予定】
第10回 ダイバーシティ(外国人社員)とコミュニケーション
第11回 ダイバーシティ(子育て社員・シニア社員)とコミュニケーション
第12回 ダイバーシティ(障がいのある社員)とコミュニケーション
第13回 企業広報と企業内コミュニケーション 【ゲスト講義の予定】
第14回 メンタルヘルスとコミュニケーション

第15回 まとめ
【評価方法】
授業参加(コメントシートの提出)(15%)、理論編の理解度を確認する中間クイズ(30%)、期末レポート(55%)で総合評価を行う。

ただし、中間クイズ・期末レポートのうち1つでも未対応の場合は、原則として単位を付与しない。
期末レポートは、実践編のテーマを理論編で学習した内容にもとづいて分析して論じる課題。文字数は3,000字程度を想定している。

また、授業中に発言をした場合は加点評価する。
【教科書】
なし
【参考文献】
・奥林康司、平野光俊、上林憲雄『入門 人的資源管理 第2版』、中央経済社、2010年
・野中郁次郎、竹内弘高(翻訳:梅本勝博)『知識創造企業』、東洋経済新報社、1996年
・石田英夫『日本企業の国際人事管理』、日本労働協会、1985年
・遠藤功『現場力の教科書』、光文社、2012年
【特記事項】
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
2期 火2 小山 健太