キャリア開発論(特別講義)
小山 健太 
単位: 2 開講期: 1期 開講年度: 2018
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【授業表題】
キャリア開発に関する理論学習と実践的検討
【授業の形態・方法・内容】
わが国では近年、キャリア開発に大きな変化が生じている。従来、経済が長期安定的に成長していたときは、定年までの長期雇用と年功的処遇を前提に、組織主導のキャリア開発が機能していた。しかし、バブル崩壊以降、個人主導のキャリア開発への注目が高まっている。しかし、キャリア開発に関する理論は、米国発のものがほとんどである。米国と日本では雇用形態が異なるため、日本における個人主導のキャリア開発については理論的にも実践的にも発展途上といえる。
そこで、本授業では、米国発の理論を学習するとともに、日本の雇用形態の現実も理解し、キャリア開発に関する理論を多面的に検討する。

この授業は講義を中心に行い、学生の主体的な参加も求める。

※1年次履修必修科目の「キャリアデザイン入門」とは異なり、履修者自身のキャリアデザインについては扱わない。キャリア開発に関する「理論を学習する」という意思をもって履修すること。(期末レポートの文字数は3,000字程度を予定している)
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】
・キャリア開発に関する基礎理論を理解することができる。
・日本における個人主導のキャリア開発について、問題の発見・分析・解決をする能力を養う。
・キャリア開発に関する実践的課題について、理論にもとづいて表現し伝達できる技法を身につける。

また、これらの到達目標は、ディプロマポリシーの下記の個所に関連する。
(DP4)コミュニケーションに関わる事柄について、問題の発見・分析・解決をする能力
(DP5)自らの考え・アイデアを創造的に表現し、伝達していくコミュニケーション技法
【事前・事後学習】
中間クイズでは講義内容の理解度を確認する。また、期末レポートでは講義全体をふまえた小論文を執筆する。
そのため、毎回の授業で学んだ内容を振り返って整理し、追加情報を主体的に収集し検討することが求められる。
毎回、授業時間の2倍程度の学習が必要となる。
【授業計画】
各回の構成は以下の通り。授業中盤で理解度を確認するために中間クイズを実施し、その結果について全体講評のフィードバックを行う。

第1回 イントロダクション (キャリアの定義、外的キャリア・内的キャリア)
第2回 従来日本企業におけるキャリア開発
第3回 生涯現役とキャリア開発
第4回 アメリカにおけるキャリア開発、職業的パーソナリティ論
第5回 キャリア・アンカー論
第6回 キャリア発達論、キャリアトランジション論
第7回 積極的不確実性論、計画的偶発性理論、キャリア自律論
第8回 キャリア開発の支援者
第9回 中間クイズと解説
第10回 新入社員とキャリア開発
第11回 エニアグラム 【ゲスト講義の予定】
第12回 キャリア開発の実際 【ゲスト講義の予定】
第13回 ダイバーシティとキャリア開発
第14回 キャリア支援者の学習成長
第15回 まとめ
【評価方法】
授業参加(コメントシートの提出)(15%)、中間クイズ(30%)、期末レポート(55%)で総合評価を行う。

ただし、中間クイズ・期末レポートのうち1つでも未対応の場合は、原則として単位を付与しない。
期末レポートは、授業内容全体をふまえて、さらに自分で情報を収集して論じる課題。文字数は3,000字程度を想定している。

また、授業中に発言をした場合は加点評価する。
【教科書】
なし
【参考文献】
花田光世(著)『「働く居場所」の作り方』、日本経済新聞出版社、2013年
渡辺三枝子(著)『新版キャリアの心理学』、ナカニシヤ出版、2007年
高橋俊介(著)『自分らしいキャリアのつくり方』、PHP研究所、 2009年
金井壽宏(著)『働くひとのためのキャリア・デザイン』、PHP研究所、 2002年
ハーミニア・イバーラ (著), 宮田貴子・金井 壽宏(訳)『ハーバード流キャリアチェンジ術』、翔泳社、2003年
エドガー・H. シャイン(著), 二村敏子・三善勝代 (訳)『キャリア・ダイナミクス』、白桃書房、1991年
【特記事項】
1年次履修必修科目の「キャリアデザイン入門」とは異なり、履修者自身のキャリアデザインについては扱わない。
キャリア開発に関する「理論を学習する」という意思をもって履修すること。(期末レポートの文字数は3,000字程度を予定している)

開講期 曜日時限 ペア 教員名
1期 火4 小山 健太