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 身体表現ワークショップ | ||||||
中村 理恵子  | ||||||
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【授業表題】 |
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「杖道(じょうどう)とアート」―作動する賢い身体― |
【授業の形態・方法・内容】 |
この講義は、古えの型武道である杖道(じょうどう)と、メディア・アートをテーマにかかげます。 一見かみ合わないふたつのテーマですが、狩人が命がけで獲物をしとめたり、昔の武道家が生死をかけて刀を切り結ぶ行為の中には、思いがけず「これは芸術だ!」という形が見え隠れします。アートの原点は、世界とマジ(本気!)で向き合う身体と、身体の外との作用の痕跡です。 授業では、杖道(じょうどう)を稽古します。また『シェイク スピアズ ダイアログ』(杖の軌跡をとらえるシステム)をベースに、古武道とアートをつなぐ方法を模索していきます。洗練された身体の動きを体感しながら、絵を描く野生を培います。 少々絵が苦手な人や、スポーツが苦手な人も歓迎します。もちろん、他の武道やスポーツをこよなく愛する人、メディアアートに関心のある人も大歓迎です。 |
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】 |
賢い身体を作ります。 言葉ばかりで動かない身体を動かし、本当の意味で「絵の上手い賢い身体」を手に入れることが目標です。多くのことに興味を持ち、積極的にコミュニケーションができる人向き、そのようになりたい人向きの授業です。 |
【事前・事後学習】 |
日日の中にしばしば見落される物事をアートに変換する”まなざし”と、身体的な賢さを鍛えて、作品をつくっていきます。そのためには、事前、事後にかかわりなく、授業の中で学ぶ身体操作や撮影術を、継続的に練習すること。作品の種になるものを常に意識する、日日の動きを研究するなど、それらを繰返し、習慣化することが必要となります。 |
【授業計画】 |
1.授業概要と進め方(確認と相談) 2.杖道入門(間と間合いを遊ぶ) 3.メディア・アート「連画」への招待(対話的アートを体感する) 4.古武道に畳まれた型(形)情報を知る(アーティストが型にはまっちゃうなんて!?) 5.「カンブリアン・ゲーム」東経大記念セッション(創造爆発の場を作る) 6.「カンブリアン・ゲーム」東経大記念セッション(創造爆発の場を作る) 7.杖道からアートへ(光る杖の軌跡1=上手くなるための形) 8.本気のデザイン(「勝負顔」「勝負食」「勝負ファッション」) 9.本気のデザイン(「勝負顔」「勝負食」「勝負ファッション」) 10.本気のデザイン(「勝負顔」「勝負食」「勝負ファッション」) 11.「シェイク スピアズ ダイアログ」(光る杖の軌跡2=動体×動体) 12.「シェイク スピアズ ダイアログ」(光る杖の軌跡2=動体×動体) 13.「シェイク スピアズ ダイアログ」(光る杖の軌跡2=動体×動体) 14.アート的対話×武道的対話(最新のアートへつなぐために) 15.リフレクション |
【評価方法】 |
遅刻厳禁です。 最終的にレポート提出はありません。授業参加点(50%)、課題に対する発表内容、作品・成果物(50%)、 毎回の講義を「座=セッション」と考え、コラボレーションやワークショップへの貢献度を評価します。 |
【教科書】 |
特になし、必要がでてきたらその都度指示します。 |
【参考文献】 |
特になし、必要がでてきたらその都度指示します。 |
【特記事項】 |
※後期 表現と批評「マジを起動するワークショップデザイン」と合わせて履修することをおすすめします。より深い理解、学びになります。 ※授業内容やテーマは、受講者との相互作用によって変更する可能性があります。 ※ワークショップ及び作品制作に必要な画材や道具を個人で準備いただくことがあります。 ※その時々、旬な、必須なゲストを招聘します。 ※2~3回、課外授業あるいは、移動教室を予定しています。 ※講義内容及び成果物を、インターネットやほかで公開することがあります。 ※杖道(じょうどう)を稽古します。動きやすい格好で裸足になれること。 |
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】 |
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。 |
開講期 | 曜日時限 | ペア | 教員名 |
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1期 | 水3 | 水4 | 中村 理恵子 |