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 インターネットメディア論/ソーシャルメディア論 | ||||||
北村 智  | ||||||
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【授業表題】 |
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ソーシャルメディアとしてのインターネットと社会の関係 |
【授業の形態・方法・内容】 |
インターネットの商業利用が始まり、生活の中にインターネットに接続された機器が本格的に浸透し始めて10数年が過ぎた。現在では社会の多くの場面でインターネットは不可欠なインフラとして利用されている。古くからある電子掲示板や電子メールに加えて、「Facebook」、「Twitter」、「LINE」などのコミュニケーションサービス、「YouTube」や「ニコニコ動画」などの動画共有サービス、「Amazon.com」「価格.com」などのショッピングサービス、など、挙げ始めればきりがないほどインターネット上では多様なサービスやシステムが提供されている。これらに共通しているのは、サービス内での情報生成に利用者が関わっていく点である。 本講義では社会科学の立場からインターネットを捉え、特に「利用者参加型」という特徴に着眼する。そして、〈ソーシャルメディア〉としてのインターネットと社会の関係について、具体的なサービスやシステムを取り上げながら考察していく。 |
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】 |
・コミュニケーションを支えるメディアに関する知識と情報を分析・評価する能力を養うこと 特に、以下の2点を具体的な目標とする ・自分の利用するインターネット上のサービスについて、客観的に捉えることができるようになること ・インターネットを介したコミュニケーションの特性について、考察できるようになること |
【事前・事後学習】 |
事前学習は日常的には使っていないものも含めて様々なネットサービスに授業時間程度以上の時間をかけて触れること。事後学習は授業の配布資料で示されている参考文献を読んで自主学習をしたり、授業で紹介したネットサービスを実際に触れたりするなど、授業時間程度以上の復習をすること。 |
【授業計画】 |
授業では以下のようなトピックについて扱う予定であるが、スケジュールの関係上、全てを扱えない可能性もある。 1.イントロダクション 2.コンピュータの進歩とインターネットの発展 3.インターネットの普及とネットワーク効果 4.ソーシャルメディアの定義と範囲 5.対人コミュニケーションメディアとしてのインターネット 6.マスメディアとしてのインターネット 7.参加型メディアとしてのインターネット 8.ソーシャルメディアと社会ネットワーク 9.ソーシャルメディアと情報発信・情報共有 10.ソーシャルメディアと情報受信 11.推薦システムと個人化技術 12.検索システム 13.ネットワーク時代のビジネスモデル 14.ゲスト講義 15.授業のまとめ |
【評価方法】 |
以下の二つで総合評価を行なう。 ・毎回の授業で書いてもらう小レポート(50%) ・期末レポートまたは期末テスト(50%)(レポートとテストのどちらにするかの決定は初回授業で行う) |
【教科書】 |
講義中に提示する |
【参考文献】 |
北村智・佐々木裕一・河井大介 (2016). ツイッターの心理学:情報環境と利用者行動 誠信書房 |
【特記事項】 |
担当者の開講する「情報生活論」(1期水曜1限)とは、内容的に連携する部分があるので併せて履修すると理解が深まる。 |
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】 |
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。 |
開講期 | 曜日時限 | ペア | 教員名 |
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2期 | 木4 | 北村 智 |