演習(2年)
小山 健太 
単位: 4 開講期: 通年 開講年度: 2017
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【授業表題】
組織心理学・キャリア心理学の研究<基礎>
【授業の形態・方法・内容】
演習では、組織心理学・キャリア心理学に関する下記テーマを多面的に学習・研究します。これらのテーマに強い興味関心を持っている学生が、卒業後にその分野のプロフェッショナルになれるように論理的思考と粘り強い人間力を養います。

・モチベーション
・リーダーシップ
・人材育成
・上司部下関係
・ダイバーシティ
・ライフキャリア
・キャリア支援
・キャリア教育 など

授業形態は、演習形式でグループワークを行います。

1期では「入門編」として、組織心理学・キャリア心理学への関心を高めるために、輪読による基礎的概念の理解や、ゲスト講義により企業組織の実際を学習します。
2期では、3年生以降で実証研究に取り組めるように、輪読や事例検討を通じて、各自の関心事項と基礎理論を結びつけます。

授業中の発言、および授業時間外のグループワークを重視しますので、主体的に参加する意思のない者は履修を控えてください。
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】
企業組織における問題の解決にあたってコミュニケーションの観点から取り組めるように、この演習では下記の4項目を到達目標とします。

(1)働くことの現実を知り、自分の興味関心領域に気づく
(2)グループワークができるようになる
(3)日本型人事、米国型人事の違いについて理解する
(4)日本型人事の課題について検討する
【事前・事後学習】
事前学習として、授業中に発言できるように、指定する課題図書の熟読、関連文献・資料の収集をすること。
事後学習として、授業時間外のグループワークで、学習内容を振り返り、発表準備をすること。
【授業計画】
1期
 第1回 イントロダクション
 第2回 演習(3・4年)によるセッション
 第3回 受講者の関心領域の共有、研究方法概論
 第4回 受講者の関心領域の共有、資料検索法
 第5回 輪読 『問いかける技術』
 第6回 輪読 『「経験学習」入門』
 第7回 ケース討議 (DVD)
 第8回 グループワーク
 第9回 グループ中間発表
 第10回 ゲスト講義1 広告代理店の組織内コミュニケーション(仮)
 第11回 ゲスト講義1の振り返り
 第12回 ゲスト講義2 若手社員のキャリア開発(仮)
 第13回 ゲスト講義2の振り返り
 第14回 グループワーク
 第15回 グループ最終発表

2期
 第16回 受講者の関心領域の共有
 第17回 チームビルディング・ワークショップ1
 第18回 チームビルディング・ワークショップ2
 第19回 レクチャー1 職能資格制度
 第20回 レクチャー2 日本企業における人材育成
 第21回 ケース討議
 第22回 グループワーク
 第23回 グループ中間発表 「日本型組織コミュニケーションの強み」
 第24回 ゲスト講義 日本型人事と米国型人事(仮)
 第25回 ゲスト講義の振り返り
 第26回 グループワーク
 第27回 グループ中間発表1 
 第28回 グループ中間発表2 
 第29回 グループ中間発表3
 第30回 グループ最終発表 「日本型組織コミュニケーションの課題」
【評価方法】
授業時の発言(15%) ※出席しても発言がなければ、評価されません
グループ発表(25%)
1期末レポート(30%)
2期末レポート(30%)

ただし、中間レポート、最終レポートのうち、1つでも未対応の場合は、原則として、単位を付与しません。
【教科書】
エドガー・H・シャイン (著)、 金井 壽宏 (監修)、 原賀 真紀子 (翻訳)『問いかける技術』、英治出版、2014年
松尾 睦 (著)『「経験学習」入門』、ダイヤモンド社、2011年
【参考文献】
授業内で適宜指示する
【特記事項】
下記授業は本演習と密接に関連するため、2年次で受講することを強く推奨する。本演習の希望者が多い場合は、ゼミ申込書等で下記授業の履修意思を明示した者を優先する。

「キャリア開発論」(1期火4限の予定)
「組織コミュニケーション論」(2期火2限の予定)
「社会調査ワークショップ」等の社会調査士資格認定科目

受講者の関心や人数により、授業内容を変更する場合がありますが、その際には受講者全員に告知します。

【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
通年 水2 小山 健太