ニュースで学ぶ経済学(特別講義)
 
単位: 2 開講期: 2期 開講年度: 2016
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【授業表題】
社会や経済の現実を見る目を養い、読み・書き・考える力を伸ばす
【授業の形態・方法・内容】
大学で経済を学ぶにあたって、学生の皆さんが日々のニュースに接し、深い関心を持つことなしに経済学を身につけることは難しい。本授業は、今日の社会や経済の現実を、新聞をはじめとしたメディアによるニュースの活用によって学び、批判的に読解する能力を付けることをめざす。
 授業では、主に新聞を活用し、記事の内容を分析し、学生同士で批判的に読み込む作業を行いながら、自分の考えをまとめていく作業を行う。ニュース記事をもとにしたワークシートの作業によってより理解を深める手法も活用する場合がある。
これらの作業を通して「思考力」や「読解力」を高め、自分の考えを文章にしていく力を身に付けていく。また、グループ討論やプレゼンを経験してコミュニケーション能力を磨いていくことも目的とする。
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】
新聞をはじめとしたニュースを経済学的な観点から読み解く力および思考力を身につける。メディアで伝えられる時事経済について、その背景も含めて理解を深め、自らの見解を表現できる力を身につける。
【事前・事後学習】
授業での学習を契機に日常的に新聞などを読む習慣を付けることがもう一つの目的であるため、事前事後学習では自宅等で、毎日十分な時間を掛けて新聞などを丹念に読む作業が求められる。必要な記事については切り抜きをしてファイリングするなど、自ら情報のストックを作っておくことが重要である。
【授業計画】
授業の標準的な方法論は以下の通りである。
 ①時事経済問題にかかわる新聞の紙面や切り抜き素材などを用いた講義
 ②記事をめぐる各自の問題関心をグループディスカッションによって討論する
 ③時事経済問題にかかわる記事をベースにしたワークシートなどを用いて作業を行う
④時事経済問題についての各自の視点に基づいたレポートなどの作成

標準的な15回の流れは以下の通りであるが、担当教員や受講者の問題関心によって、扱うニュースのテーマの重点は自ずと異なってくる。また、時事問題を扱う関係上、状況に応じて機動的に進め方の順番などの変更を行う場合があるため、以下の15回の流れはあくまで目安と考えてもらいたい。
また、ニュース記事には映像媒体を用いることもある。

第1回 ガイダンス~授業の進め方とニュースを学ぶ意義の解説
第2回 ニュース記事の読み方と解説
第3回 ニュース記事を読み解く①
第4回 ニュース記事を用いたグループワークやディスカッション①
第5回 ニュース記事を用いて自らの考えをまとめる①
第6回 ニュース記事を読み解く②
第7回 ニュース記事を用いたグループワークやディスカッション②
第8回 ニュース記事を用いて自らの考えをまとめる②
第9回 ニュース記事を読み解く③
第10回 ニュース記事を用いたグループワークやディスカッション③
第11回 ニュース記事を用いて自らの考えをまとめる③
第12回 ニュース記事を読み解く④
第13回 ニュース記事を用いたグループワークやディスカッション④
第14回 ニュース記事を用いて自らの考えをまとめる④
第15回 講義のまとめ、レポート・課題等の提出
【評価方法】
授業に取り組む姿勢およびワークシート・レポート等の提出課題をもとに総合的に評価する
【教科書】
必要に応じて紹介する
【参考文献】
適宜紹介する
【特記事項】
授業運営にあたって、複数回新聞の入手を求めることがある。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
2期 月3 長岡 貞男
2期 月3 井上 裕行
2期 木2 岡本 英男
2期 木3 安川 隆司
2期 木3 浄土 渉
2期 木3 岡本 英男
2期 火3 浄土 渉
2期 金3 安田 宏樹
2期 金3 野田 浩二