民法(契約法)b
村 千鶴子 
単位: 2 開講期: 2期 開講年度: 2016
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【授業表題】
債権総論,契約総論及び契約各論
【授業の形態・方法・内容】
人が人に対して何かを請求することができる「債権」が発生するのは、契約の締結による場合が多い。そこで、民法では、債権について、債権総論と債権各論にわけて規定し、債権各論では、契約総論と、契約各論などについて定めている。契約各論では、売買契約等の日常的な13種類の契約について典型契約として規定している。この講義では、民法のうち、債権総論および、債権各論の中の契約総論と契約各論を取り上げる。この講義を理解するためには、契約法a(民法総則)の授業を履修し理解していることが前提となる。
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】
日常の買物及びビジネス上の取引をおこなう上での「契約」の基礎を身につけることを目標とする。
【事前・事後学習】
事前学習として、条文を参照しながら教科書を読んでくること。
事後学習として、ノート、教科書、六法を見ながら、授業で学んだことを確認し、ノートを完成させる。
【授業計画】
1 ガイダンス、授業計画についてなど
2 契約の成立
3 契約の効力
4 契約の解除 
5 典型契約とは、贈与
6 売買(1)ー双務契約、手付
7 売買(2)ー瑕疵担保責任 
8 消費貸借、利息制限法
9 賃貸借、使用貸借
10 雇用,請負,委任
11 債務不履行
12 損害賠償,受領遅滞
13 債権者代位権、詐害行為取消権
14 多数当事者の契約関係、保証債務
15 債権譲渡,弁済
【評価方法】
定期試験による。
【教科書】
池田真朗「スタートライン債権法」日本評論社
【参考文献】
内田貴「民法Ⅱ,Ⅲ」東京大学出版会,民法判例百選Ⅱ
六法
【特記事項】
民法(契約法a)を履修していることが必要。民法は「積み上げる勉強」であるので、契約法aを履修していないと理解することは困難である。契約法abを履修することによって契約に関する一般ルールを学ぶことができる。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
2期 木2 村 千鶴子