| ||||||
 キャリア開発論(特別講義) | ||||||
小山 健太  | ||||||
|
||||||
|
【授業表題】 |
---|
キャリア開発に関する理論学習と実践的検討 |
【授業の形態・方法・内容】 |
わが国では近年、キャリア開発に大きな変化が生じています。従来、経済が長期安定的に成長していたときは、定年までの雇用と年功的処遇を前提に、組織主導のキャリア開発が機能していました。しかし、バブル崩壊以降、個人主導のキャリア開発への注目が高まっています。しかし、キャリア開発に関する理論は、米国発のものがほとんどです。米国と日本では雇用形態が異なりますので、日本における個人主導のキャリア開発については理論的にも実践的にも発展途上という状況です。 そこで、本授業では、米国発の理論を学習するとともに、日本の雇用形態の現実も理解し、キャリア開発について1学期を通じて多面的に検討します。そして、簡単な演習にも取り組み、履修者自身が卒業後に個人主導のキャリア開発に取り組めるようになることを目指します。 |
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】 |
・キャリア開発に関する基礎理論を理解することができる。 ・自分のキャリア開発について実践的に検討することができる。 |
【事前・事後学習】 |
中間クイズでは講義内容を確認し、また期末レポートでは講義全体をふまえた小論文を執筆することになるので、毎回の授業で学んだ内容を振り返って整理し、追加情報を主体的に収集し検討することが必要となります。また、演習では、ワークシートへの記入等の事前準備が必要になります。 |
【授業計画】 |
1.イントロダクション (キャリアの定義、外的キャリア・内的キャリア) 2.従来日本企業におけるキャリア開発 3.生涯現役とキャリア開発 4.職業的パーソナリティ論 5.キャリア・アンカー論 6.キャリア発達論、キャリアトランジション論 7.積極的不確実性論、計画的偶発性理論、キャリア自律論 8.キャリア開発の支援者 9.中間クイズと解説 10.エニアグラム (外部講師を予定) 11.新入社員とキャリア開発 12.キャリア開発の実際 (ゲスト講師の予定) 13.自己のキャリア開発を考える(1) 14.自己のキャリア開発を考える(2) 15.キャリア開発の将来、まとめ |
【評価方法】 |
授業時のコメントシート(28%)、中間クイズ(30%)、期末レポート(42%)で総合評価を行う。 ただし、中間クイズ・期末レポートのうち、1つでも未対応の場合は、原則として単位を付与しません。 |
【教科書】 |
なし |
【参考文献】 |
花田光世(著)『「働く居場所」の作り方』、日本経済新聞出版社、2013年 渡辺三枝子(著)『新版キャリアの心理学』、ナカニシヤ出版、2007年 高橋俊介(著)『自分らしいキャリアのつくり方』、PHP研究所、 2009年 金井壽宏(著)『働くひとのためのキャリア・デザイン』、PHP研究所、 2002年 ハーミニア・イバーラ (著), 宮田貴子・金井 壽宏(訳)『ハーバード流キャリアチェンジ術』、翔泳社、2003年 エドガー・H. シャイン(著), 二村敏子・三善勝代 (訳)『キャリア・ダイナミクス』、白桃書房、1991年 |
【特記事項】 |
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】 |
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。 |
開講期 | 曜日時限 | ペア | 教員名 |
---|---|---|---|
1期 | 火4 | 小山 健太 |