社会調査ワークショップ/社会調査法b
小山 健太 
単位: 2 開講期: 2期 開講年度: 2016
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【授業表題】
社会科学のための統計解析入門
【授業の形態・方法・内容】
統計解析は、社会科学において強力なツールです。研究のフェーズや目的によっては、インタビュー調査や統計解析によらないアンケート調査は必要ですが、「仮説検証」という目的においては統計解析は不可欠です。
この授業では、統計解析の具体的な方法をワークショップにより学習します。統計解析ソフトはSPSSを使用。
なお、授業内で扱う事例は心理統計ですが、統計解析の方法の習得を主眼としますので、必ずしも心理統計に強い関心を持っていなくとも履修可能です。
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】
・確率による検定の考え方、および各種分析手法の特徴を習得する。
・基礎的な統計解析について、分析、結果の読み取り、考察ができるようになる。
・統計解析ソフト(SPSS)を使用した、統計解析ができるようになる。
【事前・事後学習】
毎回の授業、中間・最終プレゼンはグループワークで実施する。期末レポートには、個人ワークで取り組む。いずれも自分で仮説を設定し統計解析をするので、毎回の授業で学んだ手法を復習することが必要となる。
【授業計画】
1.イントロダクション
2.尺度と変数
3.記述統計(1)度数分布、代表値、散布度
4.記述統計(2)歪度、尖度、正規分布、標準偏差
5.検定・推定の理論、抽出法の理論
6.相関係数、偏相関係数
7.カイ二乗検定
8.平均値の差の検定(1) t検定
9.平均値の差の検定(2) 一要因の分散分析
10.平均値の差の検定(3) 二要因の分散分析
11.回帰分析
12.グループワーク (仮説検討)
13.中間プレゼン(仮説発表)と解説
14.グループワーク (分析)
15.最終プレゼン(分析結果発表)と解説・まとめ
【評価方法】
授業時のコメントシート(30%)、中間プレゼン(10%)、最終プレゼン(10%)、期末レポート(50%)で総合評価を行う。
【教科書】
小塩真司『SPSSとAmosによる心理・調査データ解析[第2版]』、東京図書、2011年
【参考文献】
【特記事項】
グループワークのグループ編成のため、履修希望者は第1回講義に必ず出席のこと。
本授業は、社会調査士D科目に対応(予定)。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
2期 火4 小山 健太