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 リーガル・リーディング(刑事法)/刑事法Ⅰ | ||||||
中田 雅久  | ||||||
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【授業表題】 |
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私たちの刑事司法 |
【授業の形態・方法・内容】 |
基本的には、担当教員から、パワーポイントのスライドに基づいた知識、情報の提供を行った上で、適宜、質疑応答やグループディスカッション等も取り入れ、双方向のコミュニケーションによる授業を行います。なお、グループディスカッションの際には、学生にファシリテーターを担当してもらうこともあります。 授業のうち数回は、担当教員が事前に指定したテーマに基づき、学生に発表してもらうことも予定しています。 |
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】 |
刑事手続き自体についての理解を深めることは当然として、刑事手続きの中に登場する貧困層、高齢者、障害者等の社会的弱者への理解を深めてもらいたいです。 異なる見解、共感できない見解についても、相手の立論を正確に理解したうえで議論や会議を進めることを学んで欲しいと考えています。 ムードに依拠しない、科学的で効果的な問題解決方法について考えて欲しいと思います。 |
【事前・事後学習】 |
事前学習としては、毎回のテーマに沿った刑法、刑事訴訟法の基本的理解を確認しておくことが必要です。その際、余裕があれば、関連するニュース、新聞報道等によって、現実の社会で起こっていることとのつながりを意識することが望ましいです。 事後学習としては、取り上げたテーマに関して自分なりにまとめたうえで、友人や家族(特に法学を学んでいない人)とそのテーマについて話すことが学習効果、アウトプット能力を高めます。 |
【授業計画】 |
ガイダンス 公的刑事弁護制度 接見交通を巡る問題 身体拘束を巡る問題 供述録取書、取り調べの可視化を巡る問題 裁判員裁判 証人尋問 量刑、刑罰理論を巡る問題 罪に問われた障がい者を巡る問題 薬物の自己使用、性犯罪、クレプトマニア等の再犯防止について考える 罪を償うとはどういうことか 犯罪被害者支援、加害者家族支援、修復的司法 その他、現実の社会で起こった出来事、事件を随時題材に取り上げます。 |
【評価方法】 |
平常点評価(但し、単に出席しているだけでは高評価は与えません。積極的発表や発言、質問や問題提起に対しては高評価を与えます。特に、担当教員の紹介する制度論、解釈論等が唯一の正解ではないことを踏まえた、それに対する批判的立場からの意見表明やオルタネイティブの提示は高く評価します。) |
【教科書】 |
特に指定しません。 |
【参考文献】 |
山本譲司「獄窓記」(新潮文庫) 山本譲司「累犯障害者」 (新潮文庫) 長崎新聞社・累犯障害者問題取材班「居場所を探して―累犯障害者たち」(長崎新聞社) その他、その都度紹介することがあります。 また、担当教員が作成したスライド等の資料も配布します。 |
【特記事項】 |
特にありませんが、楽しく学び合いましょう。学生のみなさんの素朴な疑問、感性を大切にしたいです。 |
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】 |
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。 |
開講期 | 曜日時限 | ペア | 教員名 |
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1期 | 木4 | 中田 雅久 |