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 人権論a | ||||||
徐 京植  | ||||||
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【授業表題】 |
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「国民」と人権 |
【授業の形態・方法・内容】 |
「国民」とは何か,とあらためて問われると,戸惑う人が多いであろう。それは,その人々にとって「国民」という観念が,あらためて考えるまでもない自明のことだからだ。 しかし,現実の社会には「国民」でないがゆえに,さまざまな無権利状態や差別を強いられている人々が存在する。 日本社会の代表的マイノリティである「在日朝鮮人」について学び,そのことを通じて「国民」観念の自明性を批判する。それはまた「人権」を真に普遍的な価値として理解するために必要な考察でもある。 |
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】 |
【到達目標】 1.「在日朝鮮人」という存在の歴史的背景や現状について基本的な知識を備える。 2.日本と朝鮮の近代・現代の歴史について基本的な知識を備える。 3.上記の知見を敷衍して「国家」や「国民」について、既成観念にとらわれない考察ができる。 4.「人権」という概念をたんに知識としてでなく、歴史や日本社会の現状の中で考察できる。 以上のような4点を達成目標とします。 |
【事前・事後学習】 |
教科書の当該部分を熟読すること。 「在日朝鮮人」「在日外国人」「移民」「難民」「植民地」などについて、関連する新聞記事や文献などに可能な限り眼を通すこと。 |
【授業計画】 |
以下のような内容を順次、講義していく。 イントロダクション 基本的人権の基礎概念 「在日朝鮮人」とは何か?その形成の歴史的背景 「在日朝鮮人」をめぐる現状の諸問題 「国民」とは何か? 「国民」観念はどのようにして造られたか 現在の日本社会における「外国人」の現状 身近な差別を考える まとめ 【参考文献】 講義中に指示する。 |
【評価方法】 |
定期試験の成績のみで評価する。出席点等はカウントしない。 |
【教科書】 |
徐京植『在日朝鮮人ってどんなひと?』(平凡社2012年刊、定価1,400円) |
【参考文献】 |
授業中に指示する。 |
【特記事項】 |
授業中の私語、スマホ・携帯電話の使用に対してはきびしく対処する。 |
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】 |
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。 |
開講期 | 曜日時限 | ペア | 教員名 |
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1期 | 火3 | 徐 京植 |