総合教育ワークショップ(青年心理)
野田 淳子 
単位: 2 開講期: 1期 開講年度: 2015
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【授業表題】
コミュニケーションワークショップ -自己理解とコミュニケーション-
【授業の形態・方法・内容】
 この授業は学生相談委員会・学生相談室が啓発授業として企画したものです。大学時代とは、これまでの“養育される”立場から、自律的に判断し行動できる成人へ移行していく時期ととらえられます。そうした移行期には、自分自身への理解を深めるとともに、他者とスムーズなコミュニケーションができるようになることが大切です。授業では、自分の気持ち、考え、行動、自分の性質や特徴などを知り、それらをふまえて自分の思いを相手に伝え、相手の話を聴くという学習を通して、円滑なコミュニケーションの仕方を学びます。
 具体的には、各回のテーマに精通した臨床心理士や精神科医等をゲストに招いて講義をするほか、体験学習やグループ学習を積極的に取り入れて実践的に進めていく予定です。1・2年次での履修を、推奨します。
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】
・体験を通して、「人の話を聴く」「自分の気持ちを伝える」ことの大切さに気づく。
・心身両面から自他とより良いコミュニケーションを取り、ストレス対処の方法を学ぼうとする姿勢を身につける。
・自他の気持ち・考え・行動を振り返る習慣を身につけ、自らの反応や行動の特徴を把握できるようになる。
【事前・事後学習】
各回のテーマに関して、あらかじめ自分が普段はどんな経験や考え、思いを持っているかを振り返って授業に臨んで下さい。また授業後は学んだことを日常生活で実践・応用し、そこから何を学んだかを次回のワークに役立てて頂きます。
【授業計画】
1.第1回目はオリエンテーション。授業の進め方と評価、グループ決めなどガイダンスを行うため、履修を考える人は必ず出席して下さい。
2.2回目以降は授業担当者が大学生活や青年期についての概論的な講義をはじめ、多様なゲスト講師による授業を行います。その内容は、以下のとおりです。

・「コミュニケーション・スキルを学ぶ」 「大学生のメンタルヘルス」 「身体と自分」 「性とコミュニケーション」 「ストレス・マネージメント」(各1回)
・「交流分析を活用した自己理解」(6~7回)

3.最終回(第15回目)は全体のまとめを行い、教場で最終レポートを書いて提出をして頂きます。
※詳細な授業日程については、第1回目のオリエンテーションで周知します。
【評価方法】
・出席と授業への積極的な取り組みを重視し、授業回数の3分の2以上出席していることを単位取得の条件とします。また、やむをえず遅刻をした場合は、遅刻3回につき欠席1回とみなします。
・出席と毎回の授業で提出して頂くレポートの内容で80点、最終授業日に記入して頂く最終レポート20点の合計100点で評価します。
【教科書】
使用しません
【参考文献】
各回に紹介します
【特記事項】
 人とのコミュニケーションが苦手だという方も歓迎です。まずは、自分とのコミュニケーション(自己理解)から始めましょう。体験学習やグループ学習のときには、無理なくお互いにコミュニケーションできるような雰囲気づくりをしたいと考えています。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
1期 火2 野田 淳子