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 教養入門(水1) | ||||||
麻生 博之、新正 裕尚、徐 京植  | ||||||
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【授業表題】 |
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批判的に考える |
【授業の形態・方法・内容】 |
「教養」は大学での学習の基礎であるだけでなく、自律的で自由な人格を形成するための土台でもある。この授業では、いま求められている「教養」の意味について、各教員の問題関心や専門領域を切り口として論じる。受講者は、講義の内容を通じて、今後、大学や社会との接点で自分なりに考えるきっかけ作りと訓練にあててほしい。 担当教員とそれぞれの講義テーマは、以下を予定している。 *( )内は当該教員が本学で担当する主な授業名、もしくは主な専門領域を表す。 1.麻生博之(哲学) 「教養」の一つの重要な要素として、「ものごとを批判的に考える」ということ、つまり、当たり前に思われていることを、そのまま鵜呑みにせずに、もういちど考えてみる、ということがあげられる。そのためにはたとえば、自分では気づかぬうちに受け入れてしまっているものの見方や考え方を、あえて問い直すという作業が必要になる。そして、そのような作業を行う学問の一つが「哲学」である。担当回では、そうした意味での「教養」への入門となるように、哲学におけるいくつかのテーマをとりあげ(自由、「自分」、身体などに関わるテーマを予定)、なるべく具体的なかたちで考えてみることにしたい。 2.徐 京植(人権論・芸術学) 大災害とその表象について。2011年の東日本大震災と福島第一原発事故は私たちに大きな衝撃を与えた。その衝撃は、事件そのものに起因することはもちろんだが、同時に、そのような「想像を絶する」「言葉にできないほどの」事件をどう表象するのか、そもそもそれは表象可能なのかという深刻な問題をも私たちに提起している。だが、かりに表象が不可能だとすれば事件を他者に伝えることもできず、事件の再発を防止することもでき ないことになる。ここで、私たちの理解力、想像力、表現力、すなわち「教養」が問われている。この講義では、社会に生起する「事件」とその表象の問題を考えてみる。 3.新正裕尚(地球の科学) 現代社会は科学・技術に支えられており,科学・技術の進歩はマスコミ等の報道などでもしばしば大きく取り上げられる。また,我々の社会は,災害はもとより様々な自然現象にも大きく左右され,それらも報道によって大きな関心を集める。このような自然・科学・技術の報道での取り扱いの例を具体的にいくつか取り上げて,その問題点について議論し,私たち自身が報道される情報をどのように受け止め,判断すべきかについて考えたい。 |
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】 |
1.大学における専門課程の学習の土台を成す「教養」の基本的な考え方、活かし方とその重要性を理解する。 2.「教養」が現在の重要な社会的課題と密接に結びついていることを理解し、学問と社会のかかわりについて認識する機会とする。 |
【事前・事後学習】 |
各担当教員が講義中に配布した資料については、次回までにその資料全体を受講者各自がもう一度通読しておくこと、関連して前回講義内容を自分なりに整理しておくことを最低限の復習課題とする。また次回講義用に配布した資料についても、同様に次回講義までに通読をして授業に臨むこと。 |
【授業計画】 |
1.第1回目はオリエンテーション。 2.第2回目以降は、3名の教員が4回ずつ講義を行う。担当教員順はクラスにより異なる。 3.その間に、ゲスト講師の講義を1回行う。 4.以上をふまえて、最終回(第15回)では全体のまとめを行い、教場レポートを課す。 *詳細な授業日程については、第1回目のオリエンテーションで周知する。 |
【評価方法】 |
1.平常点:3人の担当教員がそれぞれの担当授業においてリアクションペーパー、小テスト、レポート等を課し、その成績を25点満点で評価する。(25点×3) 2.ゲスト講師の授業のレポート等および、最終回に教場で行うまとめレポート(計25点) 1と2を合算して、100点満点で評価する。 *詳細な評価方法については、第1回目のオリエンテーションで周知する。 |
【教科書】 |
講義全体を通じた特定の教科書は指定しない。 |
【参考文献】 |
講義内で適宜紹介する。 |
【特記事項】 |
授業中の私語、遅刻、途中退席など、講義の進行を妨害し、他の履修生の学習を妨げる行為については厳格に対処する。 |
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】 |
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。 |
開講期 | 曜日時限 | ペア | 教員名 |
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1期 | 水1 | 麻生 博之 | |
1期 | 水1 | 徐 京植 | |
1期 | 水1 | 新正 裕尚 |