| ||||||
 歴史で知る東京経済大学(特別講義) | ||||||
戸邉 秀明  | ||||||
|
||||||
|
【授業表題】 |
---|
歴史で知る東京経済大学 |
【授業の形態・方法・内容】 |
東京経済大学は、その前身である大倉商業学校の創立(1900年)からすでに110年余りの歴史を経ている。その間、日本の実業教育に大きな役割を果たすだけでなく、戦後は新制の私立大学として発足し、今日の文系総合大学へと発展してきた。また本学の創立者である大倉喜八郎が近代日本の経済や社会に与えた影響にとどまらず、本学が輩出した人材もまた多様である。この授業では、そのような豊かな歴史をもつ東京経済大学の歩みについて体系的に講義し、受講者が本学の学生であることの意義を理解する機会を提供したい。 その際、創立者の伝記的事実から始め、現在における課題と展望に至る本学の歩みについて、広く日本の近現代の歴史のなかに位置づけることで、本学に関する客観的な理解を得られるようにする。特に日本の高等教育の歴史との対応関係を重視する。 講義では学校制度にとどまらず、大倉商業学校以来の学生たちの学習や生活ぶりとその変化等、豊富なエピソードにもふれながら、映像や資料を用いてわかりやすい授業としていきたい。 |
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】 |
1.創立者を含む本学の沿革の学習を通じて、東京経済大学が果たした歴史的意義と役割、および評価について、客観的かつ体系的な知識を習得できるようにする。 2.日本の近現代史において、大学を始めとする高等教育が担ってきた役割をふまえて、現在および将来の大学・大学生の意義と役割について理解を深める。 3.大学の歴史や機能をそこに生きる学生の視点からも捉えることによって、大学生としての自身の歴史的・社会的位置を深く認識できるようにする。 |
【事前・事後学習】 |
1.毎回、資料を用意するので、各回講義後、講義内容をふまえて受講者各自が次回までにその資料全体をもう一度通読しておくことを最低限の復習課題とする。 2.各問題群ごとに参考文献を提示するので、半期の授業中、1冊は手にとって通読すること。 |
【授業計画】 |
*以下のテーマにしたがって、講義をしていく(/以下は、各回担当者) 1 ガイダンス(自校史を知る意味等)/戸邉秀明 2 創立者・大倉喜八郎:その人物像/村上勝彦 3 日本経済史のなかの大倉財閥/村上勝彦 4 大倉商業学校の創立と実業教育の出発/高井良健一 5 大倉高等商業学校への昇格と大正期の高等教育/高井良健一 6 戦前期の学生生活と社会状況(①大正期)/戸邉秀明 7 戦前期の学生生活と社会状況(②昭和戦前期)/戸邉秀明 8 戦時体制と学園の崩壊/戸邉秀明 9 国分寺移転と学校再建の時代/戸邉秀明 10 新制東京経済大学の出発/戸邉秀明 11 戦後の学生生活と社会状況/橋谷 弘 12 文系総合大学への道/橋谷 弘 13 改革の模索と現段階の課題/橋谷 弘 14 まとめ、教場試験/戸邉秀明 |
【評価方法】 |
1.平常点:各講師が自己の担当授業についてそれぞれ理解度評価(小テスト)やレポート等を課し、その成績を合算する。(50%) 2.中間レポート:砂川幸雄著『大倉喜八郎の豪快なる生涯』を通読し、その読後感等を求める。(20%) 3.教場試験:論述形式。課題は事前に指示する。(30%) *以上による総合評価とする。 |
【教科書】 |
1.東京経済大学100年史編纂委員会編『東京経済大学の100年』(東京経済大学、2005年) *授業初回に参加者に配布する。 2.1に加えて、随時、講義概要・資料をプリントにて配付する。 |
【参考文献】 |
砂川幸雄著『大倉喜八郎の豪快なる生涯』草思社文庫、2012年、ISBN:978-4-7942-1905-3 *その他の文献については講義概要に掲示のうえ、授業中に適宜紹介する。 |
【特記事項】 |
授業中の私語、遅刻、途中退席など、講義の進行を妨害し、他の履修生の学習を妨げる行為については、厳格に対処する。 |
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】 |
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。 |
開講期 | 曜日時限 | ペア | 教員名 |
---|---|---|---|
1期 | 水1 | 戸邉 秀明 | |
2期 | 水1 | 戸邉 秀明 |