数学ワークショップ(特別講義)
竹内 秀一 
単位: 2 開講期: 1期 開講年度: 2014
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【授業表題】
 数的処理問題対策演習~応用問題編
【授業の形態・方法・内容】
 この数学ワークショップでは、公務員試験(警察官・消防官を含む)等における数的処理問題(おもに、判断推理・数的処理・資料解釈)の解法について、出席者全員で議論し検討をする。
 現在、「文系のための基礎数学Ia・b」(数学入門レベル)および「文系のための基礎数学Ⅱa・b」(標準的な数学レベル)では、企業への就職試験対策としてSPIの非言語問題(数的処理問題)を中心に講義をしている。この授業では、これら2科目の上級レベルの内容として、公務員試験(警察官・消防官や裁判所職員を含む)や資格取得(法科大学院適性試験を含む)等を想定し、SPIレベルを越える数的処理問題に対応した特別講義を少人数で行う。したがって、SPIレベルの標準的な数的処理問題は十分に理解している学生を対象とした授業運営をする。
 40名程度の学生を対象とするので、演習形式(計算実習形式)の授業を予定している。したがって、問題の解き方について担当教員からポイントの説明程度はするが、出席者の間で問題の解法について議論(討論)することが授業の中心となる。
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】
 公務員試験レベルの数的処理問題の応用問題(おもに、判断推理・数的処理・資料解釈)を確実に、より早く解く方法を身に付けること。
【事前・事後学習】
 この授業の履修者は、SPIの非言語問題(数的処理問題)は容易に解くことができることを前提としている。
 事前学習として、指定された教科書の問題を解いてみること。また、事後学習として、同じ問題を復習しながら解くこと。このとき、事前学習時に解いたときよりも、解答時間が短縮されているかどうかについても確認しておくこと。さらに、公務員試験(警察官・消防官を含む)等の過去問(題)を解き、レポートとして提出してもらう。
【授業計画】
 この授業においては、公務員試験対策の教科書として、地方公務員(上級)レベルの問題集を利用する。
 授業内容は、公務員試験における「教養試験」の知能分野(文章理解・判断推理・数的処理・資料解釈)のうち、判断推理および数的処理の問題を中心に取り上げ、必要に応じて(要望があれば)資料解釈の問題についても言及する予定である。
 毎回の授業において、出席者に問題を解いてもらい、解法の内容(手順や早さなど)を評価し、議論をする。また、問題のテーマや分野ごとに課題レポート(4回程度の予定)を課し、その解答内容についても、出席者全員で評価し合い、議論を重ねる。
 課題レポートとしては教科書および参考書の問題を一部改編した類題を予定している。
【評価方法】
 授業参加点(授業内に実施する問題の解答内容および解法についての議論参加など)を約75%、それに課題レポートの内容を約25%の割合で評価する。
【教科書】
 公務員試験専門 喜治塾 編著「無敵の地方公務員【上級】過去問クリア問題集」高橋書店
【参考文献】
[1]公務員試験専門 喜治塾 編著「無敵の地方公務員【初級】過去問クリア問題集」高橋書店

[2]資格試験研究会編「地方上級<教養試験>過去問500」実務教育出版
[3]資格試験研究会編「大卒警察官教養試験過去問350」実務教育出版
[4]資格試験研究会編「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ3 判断推理」実務教育出版
[5]資格試験研究会編「公務員試験 新スーパー過去問ゼミ3 数的推理」実務教育出版
[6]資格試験研究会編「大卒程度警察官消防官スーパー過去問ゼミ判断推理[改訂版]」実務教育出版
[7]資格試験研究会編「裁判所職員採用試験問題集」実務教育出版

[8]東京リーガルマインドLEC総合研究所公務員試験部編著「畑中敦子の判断推理の新兵器!」東京リーガルマインド
[9]東京リーガルマインドLEC総合研究所公務員試験部編著「畑中敦子の数的推理の大革命!」東京リーガルマインド
[10]東京リーガルマインドLEC総合研究所公務員試験部編著「畑中敦子の資料解釈の最前線!」東京リーガルマインド

 ※その他については,授業中に随時提示する。
【特記事項】
1.「文系のための基礎数学Ia・b」や「文系のための基礎数学Ⅱa・b」を履修していなくても、本授業を履修することはできるが、SPI等の数的処理問題に関する基本レベルは十分に理解できていることを前提に授業を進める。

2.成績評価についての補足
【授業計画】で記載されているように「毎回の授業において、出席者に問題を解いてもらい、解法の内容を評価し、議論をする」ので、問題が解けない場合や議論に参加できない場合は授業参加点が「0点」となるので注意すること。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
1期 月3 竹内 秀一