数学入門b(特別講義)
阿部 弘樹 
単位: 2 開講期: 2期 開講年度: 2014
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【授業表題】
社会科学のための応用数学~微積分編
【授業の形態・方法・内容】
 産業社会には数量に関わる様々な問題が存在する。例えば、「どの製品をどの程度の量だけ仕入れるのが良いか?」という在庫管理に関する問題や「広告費をどの程度投じれば最も効果的か?」という費用対効果に関する問題などである。これら数量に関わる問題を解決するのに直感やひらめきに頼ってはいけない。問題を数式で表現して最適な数量を算出する、これが問題解決の正しい方法である。
 この授業では高校で学んだ数学を体系的に復習しながら、産業社会に現れる諸問題を題材とした文章題を取り上げ、その問題解決のために必要な数学的手法を学ぶ。
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】
基礎的な微積分を使って、文章題を数式で表現して解くことができる。
【事前・事後学習】
基本的な関数(整関数、指数・対数関数、三角関数)、方程式、不等式の基本事項について習得していることを前提に授業を進める。ノート持込可の小テストを複数回実施するので、各自ノートを作成し、小テストに備えること。期末試験ではノート持込不可とするが、小テストと同類の問題を出題する。
【授業計画】
1.微分係数と導関数
   極限値、微分係数の定義、導関数の定義

2.基本的な関数の微分
   整関数の微分、指数・対数関数の微分、三角関数の微分

3.微分公式
   積・商の微分、合成関数の微分、逆関数の微分

4.極値問題
   高階導関数、増減表、グラフの概形

5.積分
   不定積分、定積分、置換積分
【評価方法】
小テスト3割、期末試験7割で評価し、総合点が60点以上の者を合格とする。
【教科書】
プリントを配布する。
【参考文献】
【特記事項】
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
2期 月2 阿部 弘樹