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 メディアリテラシー入門 | ||||||
山崎 カヲル・山田 晴通   | ||||||
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【授業表題】 |
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映像リテラシー事始め |
【授業の形態・方法・内容】 |
メディアリテラシーとは、さまざまなメディア(テレビ、映画、雑誌、新聞、音楽CD、インターネットなど)を通じて送り込まれるメッセージを「読み解く」こと、そして、自前のメディアを駆使してメッセージを「書く」ことからなる。メッセージの受信能力を高め、さらに送信能力を養うのが、メディアリテラシーの目標だ。 「書く」ほうは時間の制限があるので、この授業では主に、映像イメージとして送られてくる多様なメッセージを「読む」ことのレッスンを行なう。なにかの映像を見て「きれい」だとか「すてき」だとか、心惹かれるとか思うことは日常的にあるが、その内容をきちんとことばで表すのは簡単ではない。ことばにするためにはどうしても、いくつかの基礎的な概念を確保し、それらを使って具体的に読み解くレッスンを重ねる必要がある。イメージはつねに多義的だが、それをきちんとことばにすることではじめて、私たちはイメージの意味や意義について議論をするきっかけをつかむことができる。 素材にするのは主に雑誌に掲載された広告で、それを一点一点を取り上げて、まずはその形式的な構造を分析し、ついでその意味を考える。テレビ・コマーシャルや映画にも触れたい。 毎回、講義の前半を必要な概念の解説にあて、後半で具体的な作品を読む。基本的な概念を修得することがたいせつ。 講義内容はすべて印刷物かPDFファイルで渡す。 |
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】 |
【事前・事後学習】 |
【授業計画】 |
メディアリテラシーとはなにか メディア産業とメディア装置 メッセージと文化コード 映像リテラシー 映像の読み方(1) 雑誌広告 映像の読み方(2) テレビ・コマーシャル 映像の読み方(3) 映画 まとめ |
【評価方法】 |
期末試験という評価法は取らない。授業中にいくつかミニレポート(1000字程度)を課す。最後に少し長めのレポート(4000字程度)を出してもらう。ミニレポートを40%、最終レポートを60%という割合で考える。ただし、最終レポートを出さない場合、ミニレポートはゼロ評価になる。 |
【教科書】 |
なし |
【参考文献】 |
ジョン・バージャー『イメージ』(PARCO出版)、ジャン=クロード・フォザほか『イメージ・リテラシー工場』(フィルムアート社)など。詳しくは講義中に指示する。 |
【特記事項】 |
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】 |
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。 |
開講期 | 曜日時限 | ペア | 教員名 |
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1期 | 月4 | 山田 晴通 | |
1期 | 月4 | 山崎 カヲル |