演習(2年)
小山 健太 
単位: 4 開講期: 通年 開講年度: 2023
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【授業表題】
異文化マネジメント研究<基礎学習>
【授業の形態・方法・内容】
授業形態は演習科目で、輪読やグループワーク、発表を行います。
学期途中で遠隔授業に切り替わった場合は、Zoomを用いたC型で授業を実施します。

本演習では、グローバル企業の「異文化マネジメント」に軸足をおいて、組織心理学・キャリア心理学に関する下記テーマを多面的に学習・研究します。将来、海外で働きたい学生、国内や国外で外国人材と一緒に働くことに関心がある学生が、この演習を履修することを想定しています。そうした学生が卒業後にグローバル人材として活躍できるように、研究や社会調査の活動を通じて、専門性と粘り強い人間力を養います。
また、3年次には社会調査(具体的にはアンケート調査と1万字以上のゼミ論文の執筆)を実施して、学術論文大会である「国際ビジネス研究インターカレッジ大会」に出場することを目指します。

 ・グローバル企業の異文化マネジメント
 ・グローバル人材のキャリア開発
 ・ダイバーシティ&インクルージョン
 ・リーダーシップ
 ・モチベーション
 ・人材育成
 ・上司部下関係 など

1期では入門編として、組織心理学・キャリア心理学への関心を高めるために、輪読による基礎的概念の理解や、ゲスト講義により企業組織の実際を学習します。期末レポートは3000文字以上を予定しています。
2期では、異文化マネジメントについて学習します。そのうえで、3年生以降で実証研究に取り組めるように、研究方法について理解し、先行研究レビューに取り組みます。期末レポートは3000文字以上を予定しています。
また、1年を通しての毎回の宿題として、英語のニュース記事を読んでミニレポート提出します。

授業内での発言・発表について、その都度、フィードバックを行います。

授業時間外のグループワークが必要です。また、宿題は1年生のときに経験していないほど多くの量がありますし、授業中の発言も重視します。さらに、3年次には社会調査(アンケート調査)をグループワークで取り組み、ゼミ論文(1万字以上)を執筆します。主体的に参加する意思のない者、社会調査のスキル向上に関心のない者は、履修を控えてください。
【到達目標】
この演習の到達目標は下記の4項目です。

(1)異文化マネジメントという観点から、日本企業内部の組織コミュニケーションの課題を検討する
(2)他国の企業との比較から、日本企業における人材マネジメントの特徴を理解する
(3)働くことの現実を知り、自分の関心領域に気づく
(4)グループワークができるようになる
【この授業科目とディプロマポリシーに明示された学修成果との関連】
(コミュニケーション学部/国際コミュニケーション学科 DP2)国境を越えた移動によりグローバル化の進む現代社会における他者や他文化との対話力
(コミュニケーション学部 DP4)コミュニケーションに関わる事柄について、問題の発見・分析・解決をする能力
【事前・事後学習】
事前学習として、授業中に発言できるように、指定する課題図書の熟読、関連文献・資料の収集をすること。また、英語のニュース記事を読んでミニレポートを毎回提出すること。(2時間程度)
事後学習として、授業時間外のグループワークで、学習内容を振り返り、発表準備をすること(2時間程度)。
【授業計画】
第1回 1期のイントロダクション
第2回 演習(3・4年)によるセッション
第3回 受講者の関心領域の共有
第4回 ケース検討(グローバル人材)
第5回 輪読(職能資格制度)
第6回 輪読(日本企業における人材育成)
第7回 ケース検討(日本企業と外資系企業の比較)
第8回 メンバーシップ型人事とジョブ型人事 【ゲスト講義の予定】
第9回 輪読(自律的キャリア開発)
第10回 輪読(異文化マネジメント)
第11回 異文化マネジメントの実際 【ゲスト講義の予定】
第12回 グループワーク(日本型人事の強みと課題)
第13回 レポートの書き方
第14回 グループ発表(日本型人事の強みと課題)
第15回 期末プレゼンテーション大会
第16回 2期のイントロダクション
第17回 輪読(ダイバーシティ・マネジメント)
第18回 ケース検討(ダイバーシティ・マネジメント)
第19回 ケース検討(組織内言語戦略)
第20回 輪読(カルチュラル・インテリジェンス)
第21回 日本で働く海外出身人材 【ゲスト講義の予定】
第22回 海外で働く日本人 【ゲスト講義の予定】
第23回 レクチャー 「リサーチデザイン」
第24回 レクチャー 「先行研究レビュー」
第25回 研究テーマの検討
第26回 グループ発表(先行研究レビュー)1
第27回 グループ発表(先行研究レビュー)2
第28回 グループ発表(先行研究レビュー)3
第29回 グループ発表(先行研究レビュー)4
第30回 期末プレゼンテーション大会
【評価方法】
授業参加点、グループ発表、1期末レポート、2期末レポートで総合的に評価します(100%)。

ただし、1期末レポートおよび2期末レポートのうち1つでも未提出の場合は、原則として単位を付与しません。
【教科書】
なし
【参考文献】
授業内で適宜指示する
【特記事項】
下記授業は本演習と密接に関連するため、2年次で受講することを強く推奨します。本演習の希望者が多い場合は、ゼミ申込書等で下記授業の履修意思を明示した者を優先します。

「異文化マネジメント論」
「社会調査ワークショップ」等の社会調査士資格認定科目

受講者の関心や人数により、授業内容を変更する場合がありますが、その際には受講者全員に通知します。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
通年 水2 小山 健太