演習(2年)
北村 智 
単位: 4 開講期: 通年 開講年度: 2019
閉じる
【授業表題】
メディア利用行動研究入門
【授業の形態・方法・内容】
この授業は演習形式で、テキストの輪読やグループディスカッション、発表を行ないます。
現代社会ではメディアを利用することなく生きていくのは難しくなっており、メディアに特に詳しいわけではない人たちも当たり前のようにメディアを利用するようになっています。そういった「ふつうの人」たちがメディアをどのように使っているか、メディアを使うことにどのような心理が関わってくるのかを考え、調べていくのが、メディア利用行動研究です。
この演習では、「メディアを利用する人の行動や心理」に関係する基礎的な学術書の輪読を通して、基本的な知識や考え方の習得とともに、本の読み方や情報のまとめ方、発表や議論のやり方といった基本的なスキルの向上を目指します。前半は、メディア利用に関わる人間の行動や心理に関わる基礎的な図書をもとに、輪読と議論を進めてもらいます。後半は、受講生との話し合いで選定したより具体的なテーマをもったメディア利用行動やメディア環境に関わるテキストをもとに輪読と議論を進めてもらいます。

担当教員はテレビ、新聞などのマスメディアの利用にも関心を持っていますが、2019年度は携帯電話・スマートフォンやインターネットの利用行動に重点をおいた文献の講読をしていきたいと考えています。ただし、受講者の希望によってはマスメディア利用に関する文献も検討します。

1期はテキストの輪読を進めていきます。半期をかけて1冊を読む予定です。文章の読み方、レジュメの作り方の解説は最初に行ないます。
2期もまた、テキストの講読と議論を行なっていきます。学習の進展度合いに合わせて、より発展的な課題に取り組んでもらう可能性もあります。
授業参加、発表、課題に対してはその都度、フィードバックを行ないながら授業を進めていきます。
【到達目標及びディプロマポリシーとの関連】
この科目では、メディア・コミュニケーション論の専門知識を身につけることと(DP3)、議論を通して問題発見と分析する力を身につけること(DP4)を目標としています。加えて、以下の3点を到達目標とします。
・学術的文章を批判的に読解できるようになる(DP4)
・自分の理解や考えを言葉にまとめ、他者に提示できるようになる(DP5)
・メディア利用行動について、自分なりに考察できるようになる(DP3)
【事前・事後学習】
報告担当者は発表準備を行ない、人数分のレジュメを準備すること。報告担当者以外の受講者は、その回の文献を熟読し、議論の準備を行なうこと。分からない用語などについては、自分で調べてくること。(4時間程度)
【授業計画】
1.演習のガイダンス
2.1期テキストの輪読(1)
3.1期テキストの輪読(2)
4.1期テキストの輪読(3)
5.1期テキストの輪読(4)
6.1期テキストの輪読(5)
7.1期テキストの輪読(6)
8.1期テキストの輪読(7)
9.1期テキストの輪読(8)
10.1期テキストの輪読(9)
11.1期テキストの輪読(10)
12.1期テキストの輪読(11)
13.1期テキストの輪読(12)
14.1期テキストの輪読(13)
15.1期テキストのまとめ
16.2期テキストの輪読(1)
17.グループディスカッション(1)
18.2期テキストの輪読(2)
19.グループディスカッション(2)
20.2期テキストの輪読(3)
21.グループディスカッション(3)
22.2期テキストの輪読(4)
23.グループディスカッション(4)
24.2期テキストの輪読(5)
25.グループディスカッション(5)
26.2期テキストの輪読(6)
27.グループディスカッション(6)
28.2期テキストの輪読(7)
29.グループディスカッション(7)
30.演習のまとめ
【評価方法】
授業への出席を前提として、授業参加、発表、課題を総合的に評価します(100%)。
【教科書】
教科書は学期が始まる時期に受講者と相談のうえ、決定します。
【参考文献】
演習の活動の中で適宜指示します。
【特記事項】
担当教員が1期に開講する「社会調査ワークショップ」(社会調査士B科目)を必ず履修してください。また2期に開講する「社会調査ワークショップ」(社会調査士D科目)の履修を強く推奨します。
その他の社会調査士関係の科目(社会調査ワークショップ)を網羅的に履修することを勧めます。
【開講期・曜日時限・ペア・教員名】
開講期・曜日時限が下記の表で示されていますが、履修できる曜日時限は学年・学科等により異なる場合があります。自分の「履修登録」画面に表示される曜日時限のみ履修登録することができます。

開講期 曜日時限 ペア 教員名
通年 月3 北村 智